−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 2,945.4 +16.7 シカゴ大豆 2025/ 3 1,030.00 +2.25 NY銀 2025/ 3 3,272.6 - 5.9 シカゴコーン 2025/ 3 493.50 +3.25 NYプラ 2025/ 4 1,043.2 - 5.3 NY原油 2025/ 3 71.29 -0.08 NYパラ 2025/ 3 1,020.00 +32.70 ドル・円 152.77 -1.67 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は152円台後半まで反落 NY為替市場はドル安・円高の動きが優勢となった。ドル円は前半の取引で153円 台半ばに下落。1月の米生産者物価指数(PPI)は事前予想を上回る強い数字とな り、12日発表のCPIと合わせてFRBの利下げへの慎重姿勢を正当化する内容とな ったが、午後の取引でドル安・円高がさらに進行し、終盤に152.60円台まで下落 した。 短期金融市場は前日と変わらず、次回の利下げは12月まで後退している状況。一部 には年内は据え置きとの観測も出ている。為替市場は発表直後こそ売買が交錯したもの の、次第にドル高が優勢となる格好。しかし、それ以上に強い円高がドル円を押し下げ た。 トランプ大統領絡みのニュースでは、関税に加えウクライナ戦争の停戦交渉が浮上し てきている。前日にトランプ大統領とプーチン大統領が電話会談し、停戦交渉を開始す ることでは合意したようだ。ただ、情勢はすべて未知数。 ◎NY貴金属=金が反発、インフレ懸念が支援 ニューヨーク金は反発、銀は反落。 金4月限は反発。時間外取引では、インフレ懸念などを受けて押し目を買われた。欧 州時間に入ると、上げ一服となったが、押し目は買われた。日中取引では、米新規失業 保険申請件数で労働市場の安定が示されたが、インフレ懸念を受けて押し目を買われ た。 銀3月限は米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退が圧迫要因になった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムは反発。 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、ドル安を受けて買い優勢となった。欧州時 間に入ると、上げ一服となった。日中取引では、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ 観測後退を受けて売り優勢となった。 パラジウム3月限はドル高一服を受けて買い戻し主導で上昇した。 ◎LME=銅は需給引き締まり観測から続伸、アルミ・ニッケルは続落 アルミ3カ月物は続落。2624ドルで小高く取引を開始。アジアの時間は2625 ドルを下値支持線とする高もちあいとなったが欧州の時間帯以降は軟化。米国の時間帯 には予想以上に強い1月の米生産者物価指数(PPI)を受けてさらに下値を探る足取 りとなり一時2583.50ドルまで下落。安値からは買い戻されて2600ドル台は 回復したがマイナスサイドでの終了となった。 銅3カ月物は続伸。9464ドルで小幅続伸で寄り付いた。アジア時間に9511. 50ドルの高値まで浮上した後に軟化に転じた。欧州の時間帯から米国の時間帯序盤に かけて頭重い足取りとなり、この間に9415ドルの安値を付けたところで買い戻され て9500ドルを回復。この水準では転売が見られたがプラスサイドを維持して終了。 AIデータセンター建設に伴う需要の増加観測やトランプ政権による銅への輸入関税賦 課の可能性を受けた需給引き締まり観測が買い支援要因となった。 ◎NY原油=小幅続落、ウクライナ停戦期待が重しも売りは後退 ニューヨーク原油の2025年3月限は小幅続落。 ロシアとウクライナの停戦期待が相場を引き続き圧迫した。対ロシア制裁が解除され るなら、供給は正常化する見通し。ただ、トランプ米大統領のロシア・ウクライナ担当 特使のキース・ケロッグ氏によると、ロシアがウクライナ戦争を終わらせないならば、 バイデン前政権が政権交代間際に導入したロシアの石油生産と輸出を標的とした最新の 制裁が強化される可能性があるという。 トランプ米大統領は米国からの輸入品に関税を課している全ての国に対する相互関税 を課すと発表したが、即時発効することはなく、米商務長官が個別に対応することが相 場を支えた。発動に向けて貿易相手国と協議する期間が数週間あるとみられており、一 方的に関税を発動しなかったことが警戒感を和らげている。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に主要限月は上昇、南米の天候懸念などで 大豆は小幅反発。ブラジルで降雨が続き収穫遅延が懸念されることやアルゼンチンの 乾燥による作柄低下観測が強気材料視された。前日に15.75セントもの下げ幅を記 録した後で買い戻す動きも見られた。ただ、米農務省(USDA)発表の週間純輸出成 約高が低迷していることで上げ幅は限られた。 コーンは期近の主要限月が続伸。ブラジルで降雨過多となり、同国のコーン生産の 70%程度を占めるサフリーニャコーンの作付遅延懸念、およびアルゼンチンの乾燥に よる作柄低下が警戒されたうえ、この日発表された米農務省(USDA)週間純輸出成 約高が強気だったことが好感された。 MINKABU PRESS
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