−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/03 489.75 494.25 485.25 493.50 + 3.25 2025/05 503.25 506.50 499.50 506.00 + 2.00 2025/07 506.50 509.25 503.50 509.00 + 1.75 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 574,079 542,757 2,033,107 (+ 6,975) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米農務省(USDA)発表の週間純輸出成約高(2月6日までの週) コーン:199万1000トン(事前予想レンジ:60万〜140万トン) 小 麦: 60万6400トン(事前予想レンジ:20万〜 60万トン) *米気象庁発表の6−10日予報(2月19日−2月23日) コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは期近の主要限月が続伸。前日比は1.25セント安〜3.25セント高。期 近3月限は3.25セント高の493.50セント。 ブラジルで降雨過多となり、同国のコーン生産の70%程度を占めるサフリーニャコ ーンの作付遅延懸念、およびアルゼンチンの乾燥による作柄低下が警戒されたうえ、こ の日発表された米農務省(USDA)週間純輸出成約が強気だったことが好感された。 3月限は489.75セントで取引を開始した後は490セントを前後する小動きと なり、欧州の時間帯終盤には485.25セントの安値まで軟化。シカゴの時間帯を迎 えると強気な輸出と南米諸国の天候懸念から地合いを引き締めて上値探りに転じ、終盤 に494.25セントの高値に到達。高値に何度か顔合わせした後、高値圏を維持して 取引を終えた。 米農務省(USDA)が発表した2月6日までのコーン週間純輸出成約高は199万 1000トンで前週の157万7200トンを上回った。 今年度の累計純輸出成約高は4641万5800トンと、前年同期の3621万 5100トンをおよそ28%上回っている。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> この24時間は局地的または散発的な降雨が発生。気温は平年を上回った。 今後は14日は北部で降雨となるだろう。15〜17日は散発的な降雨となる見込 み。気温は13〜17日は平年並〜平年を上回る見込 み。 ブラジル産地南部では今週末から来週初頭にかけて前線が停滞する影響で、まとまっ た雨量を伴う雨が続く見通しとなっている。これにより大豆の収穫やサフリーニャコー ンの作付はさらに遅延する恐れがある。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 散発的な降雨が発生。気温は平年並だった。同様の状況が17日まで続く見込み。 雨季の降雨が続くなか今週は雨量の減少や局地的な降雨となったことで大豆の収穫及 びサフリーニャコーンの作付が進展する可能性がある。サフリーニャコーンの作付は平 年に遅れているうえ、適時とされる作付時期はあと2週間程度のみとなっている。作付 の進行のために雨量の減少が好ましい。 <アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部> 局地的または散発的な降雨が発生。気温は平年を上回った。 前線がゆっくりと北部に接近し一部地域ではまとまった雨量を伴う降雨が発生してい る。ただ、広範囲での降雨ではなく北東部を中心にとした地域にとどまるもよう。14 日から17日にかけて新たに前線が接近しこれに伴う降雨が見込まれるが、すでにこれ までの乾燥で作柄が低下しているため、この降雨による作柄改善は見込み難い。少なく ともこれ以上の作柄低下には至らないと見られる。 <アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部> この24時間は概ね降雨は発生せず。気温は平年以下〜平年並。 今後は14〜15日は散発的な降雨が発生するが、16〜17日は概ね降雨は発生し ないもよう。一方の気温は17日まで平年以下〜平年並になるだろう。 前線が北部に移動したことで降雨は発生しておらず、同様の状況が良く週明けまで続 く見込み。気温はやや低下しているが、乾燥による影響が懸念される。 シカゴ小麦は反発。今月7日から13日までの続落後で南米諸国の天候不良が警戒さ れて買い戻す動きが広がった。 中心限月の3月限は前日比3.50セント高の577.75セントで終えた。 今日の材料 ・ブラジル産地南部では降雨が続き大豆収穫及びサフリーニャコーンの作付遅延懸念 が高まる。 ・ブラジル中部産地では降雨過多による大豆収穫およびサフリーニャコーン作付け遅延 が警戒される。 ・アルゼンチン産地中部では降雨発生も作柄の大幅改善の可能性は低。 ・アルゼンチン産地南部では再び少雨傾向に。 ・2月6日までのコーン週間純輸出成約高は199万1000トンで前週の157万 7200トンを上回る。 MINKABU PRESS
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