【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。ニューヨーク安と円高を受けて売 り優勢で始まった。その後は、ドル建て現物相場の押し目を買われる場面も見られ、も み合いとなった。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時4分現在の前営業日比は、プラチナが27〜20円安、プラチナミニが 35.5円安〜20.5円高、プラチナスポットが12円安、パラジウムが出来ず。 午前11時4分現在の出来高は、プラチナが3575枚、プラチナミニが538枚、 プラチナスポットが1208枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは米利下げ観測後退が圧迫】 プラチナは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測後退が圧迫要因になった。米新 規失業保険申請件数で労働市場の安定が示された。また1月の米卸売物価指数(PP I)が予想以上となった。ただドル高が一服しており、プラチナの下支え要因になっ た。またトランプ米大統領が相互関税の大統領令に署名したが、対応策の策定まで数週 間から数カ月かかるとみられている。 プラチナ先限は夜間取引で4769円まで下落した。ニューヨーク安と円高が圧迫要 因になった。円相場は1ドル=152円台後半の円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、もみ合い。朝方の999.01ドルから、1002 ドル台まで上昇したのち、上げ一服となった。 午前11時現在、プラチナは998.60ドル、パラジウムが997.94ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが995.90ドル、パラジウムが983.07 ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。