−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/03 493.00 499.75 492.50 496.25 + 2.75 2025/05 505.25 512.00 505.00 508.75 + 2.75 2025/07 508.50 514.00 508.00 511.25 + 2.25 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 439,953 574,079 2,030,350 (- 2,757) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(2月20日−2月24日) コーンベルト西部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。 コーンベルト東部の気温は平年を下回る。雨量は平年を下回る。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは揃って上伸。前日比は変わらず〜2.75セント高。3月限は2.75セン ト高の496.25セント。 乾燥に見舞われているアルゼンチンのコーン生産量見通しをロサリオ穀物取引所が引 き下げたうえ、米農務省(USDA)による大口成約の発表が好感された。また、米国 の寒波による枯死懸念から小麦が堅調となったことも買い支援要因となった。 3月限は493セントで取引を開始した後は上値を探る足取りを展開。シカゴの時間 帯には499.75セントと昨年5月下旬以来の水準に達したが、終盤には転売が入っ て上げ幅を縮小。ただ高値圏は維持した。 アルゼンチンのロサリオ穀物取引所は、24/25年度の同国のコーン生産量見通し をこれまでの予測から200万トン引き下げた4600万トンとした。 米農務省(USDA)は24/25年度積みコロンビア向け10万トンのコーンの大 口成約を発表した。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> この24時間は局地的または散発的な降雨が発生。気温は平年並〜平年を上回った。 今後は14日は北部で降雨となるだろう。15〜18日は散発的な降雨となる見込 み。気温は13〜18日は平年並〜平年を上回る見込み。 ブラジル産地南部では前線が停滞する影響で今週末から来週初頭にかけてまとまっ た雨量を伴う雨が続くもよう。これにより大豆の収穫やサフリーニャコーンの作付はさ らに遅延すると見られる。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 散発的な降雨が発生。気温は平年並〜平年を上回った。18日まで同様の状態が続く だろう。 雨季の降雨が続いており、雨量減少や局地的な降雨による大豆収穫及びサフリーニャ コーンの作付の進展が期待される。サフリーニャコーンの作付は平年に遅れているう え、適時とされる作付時期はあと2週間程度に限られているため、雨量が減少する必要 がある。 <アルゼンチン北部のコルドバ州、サンタフェ州、ブエノスアイレス州北部> 局地的または散発的な降雨が発生。気温は平年以下〜平年並だった。 前線がゆっくりと北部に接近し一部地域ではまとまった雨量を伴う降雨が発生してい る。ただ、広範囲での降雨ではなく北東部を中心にとした地域にとどまるもよう。14 日から17日にかけて新たに前線が接近しこれに伴う降雨が見込まれるが、18日には 降雨は止む見込み。すでにこれまでの乾燥で作柄が低下しているため、この降雨による 作柄改善は見込み難い。少なくともこれ以上の作柄低下には至らないと見られる。 <アルゼンチン南部のラパンパ州、ブエノスアイレス州南部> この24時間は概ね降雨は発生せず。気温は平年以下〜平年並。 今後は14〜15日は散発的な降雨が発生するが、16〜18日は概ね降雨は発生し ないもよう。一方の気温は18日まで平年以下〜平年並になるだろう。 前線が北部に移動したことで降雨は発生していない。現時点では18日まで同様の状 態が続くと予想される。気温はやや低下しているが、乾燥による影響が懸念される。 シカゴ小麦は高騰。米産地での寒波やこれを受けた枯死に対する警戒感から買い優勢 となった。 中心限月の3月限は前日比22.25セント高の600セントで終了。 今日の材料 ・ブラジル産地全域では降雨が続き大豆収穫およびサフリーニャコーンの作付がさらに 遅延する恐れが高まる。 ・アルゼンチン産地北部では前線の接近に伴い18日まで降雨。生育状況の改善が 期待されるも作柄の大幅回復は困難か。 ・アルゼンチン産地南部では再び少雨傾向に。乾燥による穀物への影響が警戒される。 MINKABU PRESS
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