●週間見通しゴム、上海連動で380円台乗せを打診=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 前週は360円水準まで急落した後、370円台後半まで切り返す荒れた展開になっ
た。通商問題が警戒されるものの、上海ゴム相場は年初来高値を更新している。減産期
入りしていることに加えて、春節明け後の工場稼働率の上昇もあり、押し目買い優勢の
展開になっている。それにもかかわらずOSEゴム相場は週前半から中盤にかけて大き
く値を崩した。しかし、週末にかけては一気に安値修正の動きを見せ、前週比では小幅
高になった。
 今週も押し目買い優勢の展開が想定される。投機色の強い不安定な地合になっている
が、上海ゴム相場がこのまま1万8000元台乗せを打診するのであれば、OSEゴム
相場も380円台へのレンジ切り上げが打診される。下げ過ぎ状態の是正が打診されよ
う。減産期入りで産地相場が強含むと、さらに買い安心感が強まる。通商問題を背景と
したリスクオフ化も回避されており、値固めから安値修正のフェーズが想定される。下
落リスクとしては円高に注意が必要。
 予想レンジは365〜385円。
(マーケットエッジ・小菅 努)


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