アジア株 習近平国家主席とジャックマー氏ら会合 テック企業支援強化を期待 DeepSeekの名前はなし

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
アジア株 習近平国家主席とジャックマー氏ら会合 テック企業支援強化を期待 DeepSeekの名前はなし

東京時間14:07現在
香港ハンセン指数   22442.02(-178.31 -0.79%)
中国上海総合指数  3348.85(+2.13 +0.06%)
台湾加権指数     23459.79(+307.18 +1.33%)
韓国総合株価指数  2606.93(+15.88 +0.61%)
豪ASX200指数    8524.20(-31.61 -0.37%)
インドSENSEX30種  75372.44(-566.77 -0.75%)

アジア株はまちまち。

香港株は下落、大幅続伸して始まり一時約4カ月ぶり高値をつけたあとは利益確定の売りに押されている。

中国習近平国家主席とテック企業CEOらの会合がきょう開催された。習氏はアリババ創業者のジャック・マー氏のほか、シャオミ、ファーウェイ、BYDのCEOらとの会合を開いたとの報道伝わっており、中国政府によるテクノロジー業界への支援強化が期待される。習氏との会合にマー氏が招待されたということは、2020年に始まったテクノロジー業界の取り締まりに終止符が打たれることを意味する。一方、DeepSeek創業者のリャン・ウェンフォン氏の名前は出ておらず会合に出席したかは不明。事前報道ではウェンフォン氏も会合に参加する可能性があるとされていた。

テンセントホールディングスは4.2%高、一時3年半ぶり高値をつけた。テンセント開発の中国最大級メッセンジャーアプリのウィーチャットがDeepSeekのR1モデルを統合するためのテストを実施しており、AI機能強化のためDeepSeekを採用する中国テック企業のグループに加わったと発表した。

米ゴールドマンサックスはDeepSeek出現により中国株の目標を引き上げた、AIは中国の成長を後押しする可能性があると指摘。DeepSeekブームを受け資金がインド株から中国市場に回帰。中国株式市場は1カ月間で総額1.3兆ドル以上増加、一方インド市場は7200億ドル縮小したという。週明けインド株は下落している。

豪州株は前週末に史上最高値を更新したこともあり、あすの豪中銀理事会を前に利益確定売りに押されている。約4年ぶりに利下げを実施する見通しだが、アナリストらは「タカ派」利下げを予想しており、早期の追加利下げは期待できないか。

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