[今日の視点]石油=堅調か、ウクライナ停戦妨害が継続

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 国内市場は堅調か。2025年7月限で100〜500円高程度を想定する。ニュー
ヨーク市場は休場だったが、ブレント原油は反発した。カザフスタンからロシアに通じ
ている石油パイプラインがドローンによる攻撃を受けたことや、石油輸出国機構(OP
EC)プラスが4月からの減産縮小の見送りを検討していると伝わったことが買い手が
かり。円相場は1ドル=151円半ばで円買い・ドル売りが優勢。
 米国とロシアが2国間協議でウクライナ停戦に向かっているなか、チェルノブイリや
カザフスタンからのパイプラインがドローンによる攻撃を受けた。停戦が合意すれば用
済みとなるゼレンスキー大統領や、欧州連合(EU)などの存在はほとんど無視され
て、ウクライナ停戦後のロシアと米国の取り分が協議されているもようであることか
ら、苛立つ国はそれなりに多いのではないか。日本の見返りも当たり前のようにないと
思われる。報道によれば、ロシアと米国はウクライナの資源を分け合おうとしている。
多額のウクライナ支援を実施したにも関わらず、何の見返りもなければ和平合意を妨害
したくなるのは当然だろう。トランプ米大統領は停戦による利益を最大限に享受しよう
としており、米国に対する反感の高まりには警戒すべき。
<今日の予定>
◆ 日本 ◆
【経済】08:50 対外及び対内証券売買契約等の状況 2月2日-2月8日(財務省)
【納会】--:-- とうもろこし 2025年3月限(大阪取引所)
【納会】--:-- 一般大豆 2025年2月限(大阪取引所)
◆ ユーロ圏 ◆
【経済】19:00 国内総生産 2024年10-12月期改定(EUROSTAT)
◆ スイス ◆
【経済】16:30 生産者・輸入物価指数 2025年1月(連邦統計局)
◆ アメリカ ◆
【経済】22:30 小売売上高 2025年1月(商務省)
【経済】22:30 輸出入物価指数 2025年1月(労働省)
【経済】23:15 鉱工業生産・設備稼働率 2025年1月(FRB)
【経済】2/15 00:00 企業在庫 2024年12月(商務省)
【商品】2/15 05:30 建玉明細報告(CFTC)
◆ カナダ ◆
【経済】22:30 卸売売上高 2024年12月(カナダ統計局)
【経済】22:30 製造業出荷 2024年12月(カナダ統計局)
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