金・銀午前=金は小反発、円高一服が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が小反発。ドル建て現物相場の上昇と円高を受け、まちまちで始まった。その後
は、円高一服を受けて地合いを引き締めたが、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えら
れた。銀の商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が2〜13円高、金ミニが8.0円安〜
30.5円高、ゴールドスポットが699円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が6642枚、金ミニが3680枚、ゴールドス
ポットが579枚、銀が0枚。
【金は米ロの会談などを確認】
 金は安値拾いの買いが下支えになった。トランプ米政権のロシア・ウクライナ担当特
使を務めるケロッグ氏は、主権国家であるウクライナのゼレンスキー大統領に和平合意
を押し付ける者は誰もいないと言明した。ルビオ米国務長官を含む米政府高官らは18
日にサウジアラビアでロシアのラブロフ外相らと会談し、関係修復やウクライナ戦争終
結に向けた協議の可能性について話し合う見通し。
 イスラム組織ハマスは、イスラエルとの戦争終結後にパレスチナ自治区ガザの統治を
やめる意向を示唆した。トランプ米政権のウィトコフ中東担当特使は、イスラエルとパ
レスチナのイスラム組織ハマスによる停戦合意の第2段階に関する協議が今週再開され
ると述べた。
 米フィラデルフィア地区連銀のハーカー総裁は米経済の現状について楽観的な見方を
示し、現時点で金利政策を変更する理由はないと述べた。米連邦準備理事会(FRB)
のボウマン理事は、利下げ再開にはインフレ率が今年さらに低下するとの確信が強まる
ことが必要との認識を示した。トランプ政権の貿易政策の影響を巡る不確実性を踏まえ
た。
 金先限は夜間取引で1万4245円まで上昇した。欧州市場で買われた。円相場は1
ドル=151円台前半で円高が一服した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は、軟調。きのうの海外市場では、安値拾いの買いが入って小
幅高となった。アジア市場では、朝方の2897.36ドルから、ドル高を受けて軟調
となった。
 午前11時現在、金が2895.14ドル、銀は3213セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が2895.01ドル、銀が3214セント。

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