LME市況=銅は金の反騰や需給引き締まり観測で反発、アルミは銅に追随高

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,685.84  +    2.47     2,668.50  +   23.50
    アルミ合金      2,158.00  -    2.00     2,085.00       0.00
     銅         9,401.15  +   80.15     9,472.00  +   76.50
    ニッケル      15,130.05  -  150.89    15,349.00  -  141.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2645ドルで小高く取引を開始。後半まで2645ドルを
上値抵抗線とする低迷場面が続き、一時2627ドルまで下落する頭重い足取りとなっ
たが、銅高に追随して終盤に大きく値を伸ばし一時2674.50ドルの高値に到達。
高値に近い水準を維持して引けを迎えた。
 銅3カ月物は反発。9396ドルと軟調で寄り付いた後もしばらく上値を抑制されて
9418ドルを抵抗線とする安もみとなり、一時9361ドルまで値を落とした。ただ
終盤にロシア・ウクライナの戦争終結に向けた米露外相を中心とする代表団による協議
にもかかわらずウクライナの反発により停戦に向けた話し合いが難航しているうえ、米
露首脳会談の日程も決まらないなど混迷の様相が見られるなか、金が大幅高となったこ
とが強材料となった。AIデーターセンター建設や電力などの需要の高まりを受けた需
給引き締まり懸念から終盤に大きく値を切り上げ、一時9485ドルの高値まで浮上。
9500ドルが抵抗線となり、14日の高値9513.50ドルを取りに行く上昇には
ならなかったが、この日の高値圏を維持したまま取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は大幅反落。1万5500ドルで堅調で取引を開始した後に1万
5510ドルの高値を付けたが早々に軟化。アジアの時間帯中盤以降は取引を終えるま
で1万5430ドルを上値抵抗線とする安もみとなり、銅・アルミの堅調に対する反応
も乏しく、下げ幅を拡大し、140ドル超の下落で引けを迎えた。
今日の材料
・18日のアジア太平洋株式市場はまちまち。
・中国上海総合指数は反落、31.34ポイント安の3324.49ポイント。
・欧州株はまちまち。英FTは英賃金上昇の加速を示す指標を受けて英中銀による追加
 利下げ観測が後退し、売り注文が優勢。独DAXは金融株や工業株が堅調。
・ロシア・ウクライナの戦争終結に向けた米露外相を中心とする協議開始。ウクライ
 ナの反発により停戦に向けた話し合いが難航。
・2月のニューヨーク連銀製造業景気指数 結果 5.7 予想 -1.8 前回 -12.6
・ドルは下値堅く堅調。ドル円はニューヨーク時間の中盤に1ドル=151.50円台に
 下落したが、安値を離れ、152円水準でニューヨーク時間の大方の取引を終了。ユー
 ロドルは今月13日以来の安値となる1ユーロ=1.0432ドルまで下落。戻りは限定的。
・米国株は小幅高。ニューヨークダウが10.26ドル高、ナスダック指数は14.49ポイン
 ト高(0.07%高)。軟調に推移したが、終盤に戻し、下値の堅さを示した。
・ニューヨーク貴金属は金、銀が大幅高、プラチナは続落。ニューヨーク原油は上昇。
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