【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが総じて続落。プラチナはニューヨークプ ラチナ続落を背景に夜間取引から軟調に推移。日中取引は夜間取引の軟調地合いを引き 継ぎ、2月当限を除き売り優勢で推移。下げ幅は限定的ながら反発力弱く推移。場中、 金が上げ幅を拡大したが、反応は鈍く、閑散商い。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時20分現在の前営業日比は、プラチナが21円安〜28円高、プラチナミ ニが25.5円安〜22.5円高、プラチナスポットが52円高、パラジウムが出来 ず。 午前11時20分現在の出来高は、プラチナが2558枚、プラチナミニが517 枚、プラチナスポットが928枚、パラジウムが0枚。 【プラチナ先限は4696円まで下落】 プラチナは2月当限を除き軟調。昨日のアジア時間、欧米時間でドル建て現物相場が 980ドル割れとなると、買い拾われ、980ドルを回復したが、今日の午前のアジア 時間でも980ドル割れ。980ドル台割れで推移しており、JPXプラチナは期中か ら期先が20円程度の下落を強いられている。 ドイツのDAX株価指数が連日の高値更新となり、欧州株の堅調推移は今後の欧州自 動車市場の回復につながる。割高感のある米国株式市場から欧州株式市場に資金シフト の動きがあるとみられ、今後の欧州経済、欧州でのプラチナ需要を予測するうえで欧州 株の動向に注目したい。 プラチナ先限は夜間取引で4700円が支持線になったが、日中取引では4700円 割れとなり、4696円まで下落し、今月10日以来の安値をつけた。10日の安値 4691円が支持線となり、4700円台を回復も軟調。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方に985.40ドルまで上昇。午前8時 過ぎから下げに転じ、10時前に980ドル割れとなった。976ドル台まで下落後に いったん980ドルを回復したが、再度、980ドル割れ。 午前11時20分現在、プラチナは977.50ドル、パラジウムが985.29ド ルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが984.85ドル、パラジウムが97 9.71ドル。 MINKABU PRESS
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