時間外取引でニューヨーク原油4月限は前日比0.20ドル高の72.03ドルで推 移。本日これまでのレンジは71.69〜72.07ドル。 今晩の海外原油の上値は重いか。米国とロシアによるウクライナ停戦協議が順調に進 んでいることが相場を圧迫するだろう。トランプ米大統領やロシアのラブロフ外相は今 回の協議の結果を好感しており、停戦合意まであまり時間はかかりそうにない。ただ、 停戦が視野に入っていることは喜ばしい限りだが、米国とロシアによる停戦を喜んでい ない向きはそれなりに多そうであり、CPCパイプラインの次に何が狙われるのか警戒 しておくべきだろう。 バイデン米政権までの世界秩序とは異なり、米国が中心となった西側が協調してウク ライナ停戦をまとめるような枠組みは失われ、トランプ米政権が単独でロシアと交渉し ている。トランプ米大統領は西側全体を率いる意思はないようであり、米国が覇権国と して君臨する枠組みにも関心は薄い。米国に対する反感や戸惑いが相場を刺激するリス クは想定しておくべきである。 <今夜の予定> ◆ ユーロ圏 ◆ 【経済】18:00 国際収支 2024年12月(ECB) ◆ イギリス ◆ 【経済】16:00 消費者物価指数 2025年1月(国立統計局) 【経済】16:00 小売物価指数 2025年1月(国立統計局) 【経済】16:00 生産者物価指数 2025年1月(国立統計局) 【納会】--:-- WTI原油 2025年3月限(ICE EUROPE) ◆ 南アフリカ ◆ 【経済】17:00 消費者物価指数 2025年1月(南アフリカ統計局) 【経済】20:00 小売売上高 2024年12月(南アフリカ統計局) ◆ アメリカ ◆ 【経済】21:00 住宅ローン申請指数(MBA) 【経済】22:30 住宅着工・許可件数 2025年1月(商務省) 【経済】2/20 04:00 FOMC議事録公表 1月28日-29日(FRB) 【工業】2/20 06:30 週間石油統計(API) MINKABU PRESS
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