−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 2,936.1 -12.9 シカゴ大豆 2025/ 3 1,031.75 -6.75 NY銀 2025/ 3 3,304.3 -33.0 シカゴコーン 2025/ 3 497.50 -4.50 NYプラ 2025/ 4 986.2 -19.9 NY原油 2025/ 4 72.10 +0.27 NYパラ 2025/ 3 990.50 -22.00 ドル・円 151.47 -0.65 *ドル・円は日本時間の午前6時20分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は151.40円台で推移 為替市場のドル円は151円台での推移を継続した。前日のNY時間終盤に152円 台に戻したものの、上値を抑えられている。市場はイベントを通過して次の材料探しに なっている中、方向感のない展開を続けているが、ドル円は1月中旬からの下げトレン ドが継続しており、2月7日安値の150.95円付近が目先の下値メドとして意識さ れている。節目の150円に向かって下値を掘り下げるか、注目の展開に変化はない。 トランプ米大統領が関税脅威を強め、自動車、半導体、医薬品の輸入品に25%前後 の関税を課す可能性が高いと述べ、早ければ4月2日にも発表すると述べていた。た だ、米株式市場はほとんど変化していないなど、広範なリスク選好のムードに大きな影 響は与えていない。 ◎NY貴金属=軒並み下落、金はドル安一服で利食い売り ニューヨーク金、銀は反落。 金4月限は反落。時間外取引では、米大統領が自動車関税を25%程度とするなか、 押し目を買われたが、ドル高を受けて上げ一服となった。欧州時間に入ると、英国のイ ンフレ加速などを受けて堅調となったが、戻りは売られた。日中取引では、予想以下の 米住宅着工件数を受けて押し目を買われたが、ドル安一服を受けて上げ一服となった。 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録でインフレ抑制まで金利据え置きが示唆され たことも圧迫要因になった。 銀3月限はドル安一服や金軟調を受けて売り優勢となった。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反落。 プラチナ4月限は続落。時間外取引では、米大統領が自動車関税を25%程度とした ことを受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、金堅調につれ高となったが、戻り は売られた。日中取引では、予想以下の米住宅着工件数が下支えになったが、ドル安一 服を受けて売り優勢となった。 パラジウム3月限はドル安一服や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。 ◎LME=銅3カ月物は現物とのサヤ修正から小反落、他は堅調 アルミ3カ月物は続伸。2665ドルで小安く開始。アジアの時間帯は2665ドル を上値抵抗線として低迷していたが欧州の時間帯に急浮上し2700ドル台に到達。 しばらく2700ドルを前後する足取りとなるなか、2704ドルの高値を付けた。た だ、終盤には転売が先行となり、上げ幅を縮小して終了。アルミ合金が急騰したことも 強材料になったもよう。 銅3カ月物は小反落。9451ドルと軟調で寄り付いた後に9403ドルの安値まで 軟化。アジアの時間帯はその後も9450ドルを上値抵抗線にして低迷したが、欧州時 間にAIデータセンター建設や電力需要の増加を受けた需給引き締まり観測が手掛かり となって地合いを引き締め、9540ドルの高値を付けた。ただ、2月14日以来の水 準まで上昇したことで高値警戒感が強まったうえ、現物とのサヤ修正の動きが見られた ことで軟化に転じた。米国の時間帯は9500ドルを上値抵抗線とするもちあいとな り、マイナスサイドのままで取引を終えた。 ◎NY原油=続伸、ウクライナ停戦見通しによる重さが和らぐ ニューヨーク原油の2025年4月限は続伸。 ウクライナ停戦についてロシアと米国が協議していることは圧迫要因だが、停戦合意 によりロシアの石油供給が正常化するとしても、供給量が大きく変化しない見通しであ ることが相場を押し上げている。生産量の見通しについては、停戦協議の動向よりも、 どちらかといえば石油輸出国機構(OPEC)プラスの決定次第で変化するが、OPE Cプラスが4月以降の増産を見送る可能性があると伝わっていることは支援要因。ま た、トランプ米政権がウクライナ停戦を成し遂げた後のイラン制裁開始が意識されてい ることも買い手がかり。 ◎シカゴ大豆・コーン=共に反落、コーンは価格上昇に伴う需要減懸念などで 大豆は軒並み反落。今週末から来週にかけてアルゼンチンで降雨になるとの見方や、 ブラジル産地中部での雨量減少という南米産地の天候改善が重石となった。また、コー ン・小麦の軟調な足取りも売りを呼ぶ要因になった。 コーンは総じて反落。前日の取引で当限の3月限が5ドル台に値を乗せたことで価格 上昇を受けた需要離れの動きが警戒され転売が見られた。また、大豆との比価で割高感 があることから今春の米国のコーン作付面積拡大観測が浮上したことや、週間エタノー ル生産量の縮小観測も重石となった。 MINKABU PRESS
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