LME市況=銅3カ月物は現物とのサヤ修正から小反落、他は堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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           現物          3カ月物
    アルミ        2,701.12  +   15.28     2,687.00  +   18.50
    アルミ合金      2,296.00  +  138.00     2,225.00  +  140.00
     銅         9,425.91  +   24.76     9,466.50  -    5.50
    ニッケル      15,183.68  +   53.63    15,404.00  +   55.00
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 アルミ3カ月物は続伸。2665ドルで小安く開始。アジアの時間帯は2665ドル
を上値抵抗線として低迷していたが欧州の時間帯に急浮上し2700ドル台に到達。
しばらく2700ドルを前後する足取りとなるなか、2704ドルの高値を付けた。た
だ、終盤には転売が先行となり、上げ幅を縮小して終了。アルミ合金が急騰したことも
強材料になったもよう。
 銅3カ月物は小反落。9451ドルと軟調で寄り付いた後に9403ドルの安値まで
軟化。アジアの時間帯はその後も9450ドルを上値抵抗線にして低迷したが、欧州時
間にAIデータセンター建設や電力需要の増加を受けた需給引き締まり観測が手掛かり
となって地合いを引き締め、9540ドルの高値を付けた。ただ、2月14日以来の水
準まで上昇したことで高値警戒感が強まったうえ、現物とのサヤ修正の動きが見られた
ことで軟化に転じた。米国の時間帯は9500ドルを上値抵抗線とするもちあいとな
り、マイナスサイドのままで取引を終えた。
 ニッケル3カ月物は反発。1万5365ドルで堅調で取引を開始した後は概ね1万
5300ドル〜1万5450ドルのレンジ内で高下。1万5280ドルの安値まで値を
落としたところでは買い戻される一方、1万5465ドルの高値に達した後は転売が見
られており、1万5300ドル台で値を固める可能性が高まっている様子を示す足取り
となった。
今日の材料
・19日のアジア太平洋株式市場は総じて上昇。
・中国上海総合指数は反発、27.05ポイント高の3351.54ポイント。
・欧州株は下落。このところ高値更新の続いた独DAX指数の下げが大きく利食い売り
 先行もよう。
・1月の米住宅着工件数
 結果 136.6万件
 予想 139.9万件 前回 151.5万件(149.9万件から修正)
 結果 -9.8%
 予想 -7.0% 前回 16.1%(15.8%から修正)
 結果 148.3万件
 予想 146.0万件 前回 148.2万件(住宅建築許可件数)
 結果 0.1%
 予想 -1.5% 前回 -0.7%(住宅建築許可件数・前月比)
・ドルは堅調。ドル円は1ドル=151.20円まで下落したが、安値を買い拾われ、
 151.50円水準で終了。ユーロドルは1ユーロ=1.0398ドルまで下落し、今月13日以
 来の安値をつけた。
・米国株は上昇。ニューヨークダウは71.25ドル高。ナスダック指数は14.99ポイント
 高(0.07%高)。
・ニューヨーク貴金属は下落。金は利食い売りで反落。ニューヨーク原油は小幅続伸。
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