−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 2025/03 502.00 504.50 496.25 497.50 - 4.50 2025/05 515.25 518.75 511.00 512.25 - 3.50 2025/07 517.50 521.50 514.25 515.25 - 3.25 単位:枚 推定出来高 前日出来高 前日取組高(前々日比) 先物 477,356 535,297 2,071,614 (+ 25,450) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所から 電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払っ ていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後4 時の数字です。 ======================================= *米気象庁発表の6−10日予報(2月25日−3月1日) コーンベルト西部の気温は平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。 コーンベルト東部の気温は平年並〜平年を上回る。雨量は平年を下回る〜平年並。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− コーンは総じて反落。4.50セント安〜0.25セント高。3月限は前日比 4.50セント安の497.50セント。 前日の取引で当限の3月限が5ドル台に値を乗せたことで価格上昇を受けた需要離れ の動きが警戒され転売が見られた。また、大豆との比価で割高感があることから今春の 米国のコーン作付面積拡大観測が浮上したことや、週間エタノール生産量の縮小観測も 重石となった。 3月限は502セントで取引を開始した後に浮上し欧州の時間帯を終えるまで503 セントを下値支持線とする高もみとなった。シカゴの時間帯を迎えても底堅い足取りと なり、一時は504.50セントの高値まで浮上したが、終盤に急速に値位置を落とし 496.25セントの安値を付け、安値圏で低迷したまま取引を終了。 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気 概況及び予報を要約)。 <ブラジル南部のリオグランデドスル州およびパラナ州> 北部で散発的な降雨が発生。気温は平年並みだった。今後も北部を中心に20日まで 散発的な降雨となり、21〜22日は局地的な降雨になる見込み。気温は20日まで平 年並、21〜22日は平年を上回るだろう。パラナ州、サンパウロ州などでは降り続く 雨の影響で大豆の収穫やサフリーニャコーンの作付の大幅に進展することはないだろ う。 <ブラジル中部のマトグロッソ州、マトグロッソドスル州、ゴイアス州南部> 局地的な降雨となり気温は平年並〜平年を上回った。今後も22日まで局地的な降雨 が続く見込み。雨量が減少していることで農作業が進行する余地が出てきている。二期 作目となるサフリーニャコーンの作付けに適した時期の期限があと1週間と迫っている が、マトグロッソ州を中心に、この2週間で積極的にサフリーニャコーンの作付が進め られた結果、サフリーニャコーンの作付ペースはもう少しで平年並、という状態まで進 行。 <アルゼンチン全域> 先週末の降雨は限られており、一部地域では乾燥した状態が続いた。今週も22日ま で概ね降雨は発生せず、少雨傾向が続く見込み。これからの降雨も作柄改善には遅すぎ る雨となるなか気温の上昇が見込まれ、穀物にはさらにストレスがかかると予想され る。南部では前線の到来により22日から24日にかけての数日にわたって必要とされ る降雨が発生する見通し。北部でもこの前線の移動に伴い26日から3月1日にかけて 降雨が発生する可能性がある。 シカゴ小麦は大幅反落。前日までの上伸で昨年10月下旬以来の水準まで値を伸ばし たことで上げ一服感が強まり反落に転じた。南米生産国の天気改善見通しも重石となっ た。 中心限月の3月限は前日比12.75セント安の592.00セント。 今日の材料 ・ブラジル産地南部は今週も降雨が続く見込み。大豆の収穫および二期作コーンの 作付け遅延懸念が高まる。 ・ブラジル中部では雨量減少に伴いサフリーニャコーンの作付けペースが上昇。 ・アルゼンチン産地では少雨傾向が続くなか気温が上昇。今週末から来週にかけて 降雨が見込まれるも作柄改善は期待薄。 MINKABU PRESS
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