【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが小幅続落。まちまちで始まった。その後 は、円高が一服したが、ドル建て現物相場の下落を受けて軟調となった。パラジウムの 商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが21円安〜2円高、プラチナミニが 14.5円安〜17.0円高、プラチナスポットが47円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが1987枚、プラチナミニが308枚、 プラチナスポットが966枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル安が支援】 プラチナはドル安が支援要因になった。トランプ米大統領の関税措置を慎重に検証す る姿勢がみられるなか、ドル安に振れた。ただ関税を巡る懸念や小売大手ウォルマート のさえない業績見通しを受けて株安に振れており、高値での買いが見送られると、上値 を抑える要因になりそうだ。一方、ベッセント米財務長官は、21日に予定する中国当 局者との電話会談で、中国の国内消費押し上げに向けて経済のリバランスに向けた取り 組みを促すと述べた。 プラチナ先限は夜間取引で4659円まで下落した。欧州時間に下落した。円相場は 1ドル=149円台半ばで円高が一服した。予想通りの消費者物価指数(CPI)が背 景にある。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、軟調。朝方の980.11ドルから、ドル高を受け て軟調となった。 午前11時現在、プラチナは974.00ドル、パラジウムが979.29ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが976.12ドル、パラジウムが976.76 ドル。 MINKABU PRESS
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