大豆週間展望=シカゴ大豆は中国向けの輸出停滞が弱材料

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
              [2月24日からの1週間の展望]
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         週間高低(カッコ内は日付)            2月17日 〜2月21日
<東京一般>     始 値    高 値      安 値    終 値    前週末比
   先限         64,000   64,000(17)    64,000(17)  64,000  0
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<シカゴ>20日終値  前週末比  |<主要統計データ> (2月13日まで)
      25/3 1,045.50  + 9.50  |輸出検証高 72万0,332トン
      25/5 1,063.00  +10.25  |輸出成約高:21日に発表予定
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東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 150.46円  前週末比 2.03円の円高
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【前週のレビュー】シカゴ大豆期近3月限は輸出低迷懸念という弱材料と南米諸国の天
候不安という強材料に挟まれるなか、1030セント前後での高下が続きそうだとし
た。
【シカゴ大豆はアルゼンチン産の下方修正が買い支援要因】
 シカゴ大豆3月限は1040セント前後での高下が続いた。乾燥が続いているアルゼ
ンチンで降雨が見られても作柄改善の期待は薄いうえ、同国の生産量見通しの下方修正
が買い支援要因。
 シカゴコーンに比べて割安感があり今春の米作付面積は縮小の可能性が浮上している
ことが強気材料になり得るが、一方ではトランプ関税の影響で中国向けの輸出停滞が懸
念されるうえ、実際の輸出も低迷が続いていることが弱材料。27、28日に米農務省
(USDA)主催の農業アウトルック・フォーラムが開催される。少なからず、材料視
されそうだ。
 強弱材料に挟まれるなか、3月限は1040セント近辺での往来になると予想され
る。
 【東京大豆は新規売買は見込めず】
 東京大豆は、先限の総取組高ゼロ状態を継続。今後も新規売買は見込めず。
<当面の予定(イベント・経済統計)>
24日 ●国民の祝日
    独景況感指数 2025年2月(ifo)
    ユーロ圏消費者物価指数 2025年1月確報(EUROSTAT)
    米週間穀物輸出検証高(USDA)
25日 独国内総生産 2024年10-12月期確報(連邦統計庁)
    米ケース・シラー住宅価格指数 2024年12月(S&P)
    米消費者信頼感指数 2025年2月(カンファレンスボード)
26日 米新築住宅販売 2025年1月(商務省)
27日 米国内総生産 2024年10-12月期改定値(商務省)
    米耐久財受注 2025年1月速報値(商務省)
    米新規失業保険申請件数(労働省)
    米中古住宅販売仮契約指数 2025年1月(全米不動産協会)
    米週間穀物輸出成約高(USDA)
    米国農業アウトルックフォーラム(USDA、28日まで)
28日 鉱工業生産指数 2025年1月速報(経済産業省)
    小売業販売額 2025年1月速報(経済産業省)
    独雇用統計 2025年2月(連邦雇用庁)
    独消費者物価指数 2025年2月速報(連邦統計庁)
    米個人所得・支出 2025年1月(商務省)
    シカゴ購買部協会景気指数 2025年2月(シカゴ購買部協会)
    建玉明細報告(CFTC)
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