NYプラチナ市況=反落、ドル高が圧迫

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 4)   997.9     1003.8       982.5       987.7    -  9.5
         (25/ 7)  1004.8    1013.4       993.5       998.8    -  8.1
 パラジウム  (25/ 3)  1008.00    1008.00      984.00      990.90   - 17.30
         (25/ 6)  1014.00    1014.00      990.00      996.90   - 19.10
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          26,581         18,909        87,486       (-    802)
 パラジウム         14,383          8,540        18,435       (-  1,382)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          43,428.02  - 748.63
     前日  149.65/67   1.0502/04   ・ナスダック         19,524.01  - 438.35
     本日  149.13/15   1.0460/62   ・10年米国債利回り      4.41  -   0.09
・NY原油  (25/ 4)   70.40 - 2.08  ・SPDR保有金残高    883.72  +   5.74
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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 プラチナ系貴金属(PGM)は反落。前日比はプラチナが9.5〜7.0ドル安、中
心限月の4月限が9.5ドル安、パラジウムが23.20〜16.80ドル安、中心限
月の3月限は17.30ドル安。
 プラチナ4月限は反落。時間外取引では、金軟調につれ安となった。欧州時間に入る
と、買い戻し主導で上昇した。日中取引では、買い戻し一巡後はドル高を受けて戻りを
売られた。
 パラジウム3月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。
 プラチナ4月限は時間外取引を982.5〜997.9ドルのレンジで推移し、前日
比2.3ドル安の994.9ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、、金軟調につれ
安となった。欧州時間に入ると、買い戻し主導で上昇した。
 日中取引では、買い戻されて1003.8ドルまで上昇した。その後は、ドル高を受
けて戻りを売られると、984.1ドルまで下落した。
 トランプ米大統領の関税政策に対する懸念が一巡し、金に利食い売りが出たことにつ
れ安となった。一方、2月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4
と、前月の52.7から低下し、2023年9月以来の低水準となった。1月の米中古
住宅販売戸数は年率換算で前月比4.9%減の408万戸となった。市場予想の412
万戸を下回った。
 パラジウム3月限は、時間外取引を985.50〜1008.00ドルのレンジで推
移し、前日比10.70ドル安の997.50ドルとなった。3月限は安寄り付いたの
ち、他の貴金属の軟調を受けて売り優勢となった。欧州時間に入ると、買い戻されて下
げ一服となった。
 日中取引では、1003.00ドルまで上昇したのち、ドル高を受けて戻りを売られ
た。時間外取引の安値を割り込み、984.00ドルまで下落した。
 20日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比9932オンス増の52万
3941オンス、パラジウムは同変わらずの7万6197オンス。
今日の材料
・ベッセント米財務長官と中国の何立峰副首相は、ビデオ会談を行った。両政府による
と、何氏は米国の対中関税や貿易制限について、ベッセント氏は中国の「不公平な政
策」についてそれぞれ懸念を表明した。
・2月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は1月と同じく
50.2だった。好不況の分かれ目である50をかろうじて上回ったが需要の落ち込み
が深刻化した。
・2月の米ミシガン大消費者信頼感指数の確報値は64.7と、前月の71.7から低
下した。2023年11月以来、15カ月ぶりの低水準となった。トランプ米大統領が
表明している高率かつ広範囲な関税が家計の購買力を侵食するとの懸念が背景にあると
みられる。
・2月の米総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は50.4と、前月の52.7か
ら低下し、2023年9月以来の低水準となった。トランプ政権が掲げる関税措置と連
邦政府の大規模な支出削減に対する懸念が重しになった。
・1月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比4.9%減の408万戸となった。減
少は4カ月ぶり。住宅ローン金利と住宅価格の高騰を背景に、需要が低迷した。市場予
想は412万戸。
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