シカゴ穀物引け速報=ともに反落、コーンは作付面積拡大見通しも圧迫要因

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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 大 豆          2025/03      1039.50       - 6.00
                      2025/05      1057.25       - 5.75
 コーン          2025/03       490.50       - 7.50
                      2025/05       504.75       - 8.00
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 大豆、コーンともに反落。外部市場のリスクオフの動きに圧迫されるなか、ともに最
新の発表で、アルゼンチン産の作柄がやや改善したことも嫌気された。
 大豆は反落。弱い米経済統計を背景にして、外部市場でリスクオフの動きが広がり、
米株が急落したこともあり、シカゴ穀物全体が圧迫された。大豆の週間輸出成約高はほ
ぼ50万トンと、予想レンジの上限に近かったが、水準自体は高くないため支援材料と
はならず、逆にコーン同様、これまで悪化が続いたアルゼンチン産大豆の作柄が最新の
発表で若干改善したことも嫌気された。
 コーンは反落。通常週より一日遅れで発表された週間輸出成約高は145万トン台と
引き続き高水準となったものの、このところ今年の米国産コーンの作付面積拡大観測が
強まるなか、米農業系の金融サービス、CoBankが今年の米国産コーンの作付面積
に関して、前年比4.2%増になるとの見通しを発表したことに圧迫された。またこの
数週間作柄悪化が続いていたアルゼンチン産コーンに関して、前週より作柄が改善した
ことが発表されたことも嫌気された。
*価格は帳入値ではなく、日本時間、午前5時25分現在の暫定値。

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