金・銀午前=金は小反発、円高一服が支援

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【場況】
 金が小反発。円高を受けて売り優勢で始まった。その後は、円高一服が支援要因にな
ったが、ドル建て現物相場の軟調に上値を抑えられた。銀の商いは成立しなかった。
 午前11時2分現在の前営業日比は、金標準が4〜17円高、金ミニが3.0円安〜
12.0円高、ゴールドスポットが663円高、銀が出来ず。
 午前11時2分現在の出来高は、金が1万3063枚、金ミニが4055枚、ゴール
ドスポットが1772枚、銀が0枚。
【NY金は米新築住宅販売件数の減少が下支え】
 金は米新築住宅販売件数の減少が下支えになった。1月の米新築住宅販売件数は年率
換算で前月比10.5%減少し、65万7000戸となった。市場予想は68万戸。住
宅ローン金利の高止まりで購入希望者が遠ざかり、予想以上に減少した。
 トランプ米大統領は、メキシコとカナダに対する関税の発動を再度延期し、4月2日
にすると表明した。トランプ政権発足後初の閣議で述べた。また米大統領は、欧州連合
(EU)からの輸入品に対する25%の関税賦課を近く発表すると述べた。ウクライナ
のゼレンスキー大統領は、同国の鉱物資源の権益を巡り米国と「暫定的な」合意に達し
たと発表した。ゼレンスキー大統領は28日に訪米し、署名する見通しだが、合意案に
はウクライナが求める米国による「安全の保証」は盛り込まれておらず、先行きは依然
不透明だ。
 金先限は夜間取引で1万3995円まで下落した。ニューヨーク市場で利食い売りが
出たことが圧迫要因になった。日中取引では1万4112円まで戻した。円相場は1ド
ル=148円台後半で円高が一服した。
【ドル建て現物相場】
 金のドル建て現物相場は軟調。きのうの海外市場では、利食い売り一巡後は米新築住
宅販売件数の減少を受けて押し目を買われた。アジア市場では、朝方の2917.52
ドルから、ドル高を受けて軟調となった。
 午前11時現在、金が2911.90ドル、銀は3187セントで推移。前営業日の
大引け時点は金が2909.42ドル、銀が3163セント。

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