アジア株は大幅下落、トランプ関税懸念で週末を前に売り強まる 香港株は2%超安 東京時間14:00現在 香港ハンセン指数 23163.20(-555.09 -2.34%) 中国上海総合指数 3358.28(-29.79 -0.88%) 台湾加権指数 23053.18(休場) 韓国総合株価指数 2539.96(-81.79 -3.12%) 豪ASX200指数 8162.20(-106.02 -1.28%) インドSENSEX30種 73740.88(-871.55 -1.17%) アジア株は全面安、トランプによる世界的な貿易摩擦激化が懸念されている。 トランプ米大統領は3月4日にカナダとメキシコ、中国に対し関税を課すと表明。中国に対しては10%上乗せし計20%の関税を課す方針。4日は関税発動のほか、トランプ米大統領の演説が予定されている。「アメリカファースト」政策について説明するとしており、来週もトランプに警戒が必要か。 週末を前に売りが広がっており香港株は2%超下落。DeepSeekや香港政府の景気支援策を好感して、きのうは約3年ぶりに2万4000ポイント大台を一時回復した。年初来で20%近くも上昇しているため、過熱感が意識され売りに押されている。不動産や自動車、医療品、ハイテク関連など幅広い銘柄が下落している。 上海株は0.88%安、下値では景気支援策の買いが入っている。トランプ貿易政策による景気悪化を防ぐため、中国政府が大規模な景気支援策を打ち出すとの期待が高まっている。第2第3のDeepSeekを目指しAI開発に力を入れるほか、低迷している国内消費の回復に向けた支援策が出るとマーケットは見ているが、はたして。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。