トランプ米政権の通商政策に対する懸念から2900ドル台後半まで値上がりしてい たが、高値波乱の展開になっている。持ち高調整ニーズが強まる一方、通商問題は一段 と深刻化しており、安全資産の買いニーズも強い。最終的には短期筋の調整売りを消化 する形で値上がり傾向が続く見通しだが、短期目線では突発的な急落リスクに注意が求 められる。瞬間的に2800ドル割れを試す程度のリスクは想定しておく必要がある。 ただし、価格低下局面では宝飾、投資、中央銀行の需要は旺盛とみられる。あくまでも 上昇トレンドにおける調整安の有無が問われるのみになる。3000ドルを試す方向性 に変化は生じない。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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