石油午前=堅調、関税戦争による景気懸念がやや後退

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 午前の石油市場は堅調。米国はカナダやメキシコ、中国に対する関税を発動させた
が、ラトニック米商務長官はカナダやメキシコの努力する意思を確認したうえで関税引
き下げを示唆しており、関税戦争による景気悪化懸念がやや後退した。米国が輸入する
カナダ産原油に10%の関税が賦課されていることも支援要因。ただ、中国は一方的に
圧力をかけてくる米国と全面的に争う構えであり、不透明感は根強い。米WSJによる
と、トランプ米大統領は中国に対する制裁を準備しているという。円相場は1ドル=
150円前半で推移しており、前日までの円高は一服し、東京時間帯は円売りが優勢。
時間外取引でニューヨーク原油は軟調。
 日中取引開始後、原油の2025年7月限は6万4470円まで強含み、夜間取引の
高値をやや上回った。
 午前10時58分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が変
わらず〜260円高。
 午前10時58分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が1235枚。
【中国で全人代が開幕】
 中国では全国人民代表大会(全人代)が開幕した。2025年の国内総生産(GD
P)目標は5.0%前後で据え置かれる見通し。
【海外原油夜間取引=軟調】
 ニューヨーク時間外取引で4月限は前日比0.35ドル安の67.91ドルで推移。
本日これまでのレンジは67.73〜68.09ドル。
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