ゴム市況＝大幅安、上海ゴムの低迷を映す

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ＪＰＸゴムの相場表（帳入値と前営業日比）
               　  ＲＳＳ３　　　   　           　     ＴＳＲ２０
    2025/03　　    2025/08　      2026/02       　2025/04        2026/03
　352.9  - 8.1   354.0  - 7.2   362.0  -5.0     302.0　-6.0 　 303.0 -6.0
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 　　　上海ゴム　　5月限  　17,360　　-　410元　（午後3時40分時点）
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【市況】
 ゴムＲＳＳ３号は、大幅安。寄り付きは、上海夜間が大幅安となったことを受け売り
が先行した。中場に入っても日中取引の上海ゴムが安値圏で推移していることから軟調
に推移。活発限月の８月限は正午過ぎに先限は６円超の下落で推移。午後は閑散商いの
なか、ジリ安となり、７円超の下落で引けた。上海ゴムの低迷を映した格好。
　ＴＳＲ２０は、出来ず。帳入値は６円安。

　大引けのＲＳＳ３号は、前営業日比８．１〜５．０円安。活発限月の８月限は同
７．２円安の３５４．０円、期先２６年２月限は同５．０円安の３６２．０円、総出来
高は４３２枚、ＴＳＲ２０は全限が同６．０円安。

【産地相場は反発】
　産地タイの天然ゴム価格は、反発となっている。３月５日のタイ南部の天然ゴム主要
積み出し港のソンクラ渡しのオファー価格は、前営業日比２．８２バーツ高の８２．０
３バーツが提示されている。米トランプ政権が中国への追加関税賦課を実施した４日
は、これを嫌気して７９．２１バーツが提示されたが、すぐにオファー価格は引き上げ
られた。
　ソンクラのタイオファーは、２月１３日にも７９．００バーツ台に準を引き下げた
が、翌日には８０バーツ台が提示された。産地はウィンタリング（落葉期＝減産期）に
入っていることもあり、８０バーツ割れでは引き合いが強いようだ。

【シンガポールゴムと上海ゴム相場】
　シンガポールゴム市場は、ＲＳＳ３号が出来ず。ＴＳＲ２０は、午前中は売りが先行
する展開となった。午後も反発力は弱く、３．１〜１．３セント安で推移している。

　上海ゴムは、大幅安。中心限月の５月限は、夜間取引では大幅安となり、前営業日比
４１５元安の１万７３５５元で夜間取引を終えた。日中取引に入ると、安値圏でのもみ
合いとなり、４３５元安の１万７３３５元で午前を終えた。午後はわずかに下げ幅を縮
小したが、軟調地合いが続いている。

MINKABU PRESSS

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