●論点解説ゴム、7ヵ月ぶりの安値更新=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 OSEゴム相場は昨年8月16日以来の安値を更新している。通商リスク、それに伴
う中国経済の減速懸念が織り込まれている。最近発表された中国の貿易統計、インフレ
指標などからは、輸出の落ち込みで国内経済活動も鈍化していることが示されている。
トランプ政権が始動してからまだ2ヵ月も経過していないが、早くも通商リスクが景気
リスクに発展し始めている。2月上旬は360〜380円水準で底固さもみられたが、
3月7日には終値で350円を割り込み、11日は一時330円も割り込んでいる。減
産期のピーク段階になるが、当限から値崩れを起こしており、供給不安より需要不安の
織り込みが重視されている。
(マーケットエッジ・小菅 努)

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。