●論点解説穀物、USDA需給報告は微調整か=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 11日に米農務省(USDA)需給報告が発表される。例年、3月需給報告は微調整
に留まる傾向が強い。米期末在庫見通しの市場予想は、トウモロコシが15.16億B
u(前月は15.40億Bu)、大豆が3.79億Bu(同3.80億Bu)となって
いる。トウモロコシは顕著な輸出環境の織り込みがみられるか否かが焦点になる。通商
環境は不安定化しているが、USDAが実際の影響を確認せずに輸出需要見通しを大き
く修正する可能性は低い。仮にサプライズ的な動きがあるとすれば南米産の生産高見通
しになろう。マーケットの関心は、3月需給報告よりも、通商リスク織り込みの有無に
集中している。10日から中国の米国産農産物に対する10〜15%の関税が発動して
いる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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