東京株式(前引け)=反発、防衛関連株など中心に切り返す

配信元:みんかぶFX
著者:MINKABU PRESS
 12日前引けの日経平均株価は前営業日比105円72銭高の3万6898円83銭と反発。前場のプライム市場の売買高概算は8億8285万株、売買代金概算は2兆1260億円。値上がり銘柄数は1043、対して値下がり銘柄数は526、変わらずは69銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は強弱観対立のなか、日経平均は狭いレンジでのもみ合いとなったがプラス圏で推移する時間が長かった。結局、日経平均は100円あまりの上昇で前場の取引を終えたが、TOPIXの上昇率が相対的に大きくなっている。前日の米国株市場でNYダウが大幅続落したことで警戒感が漂ったものの、ウクライナとロシアの戦争において米国が示した30日間の停戦案をウクライナが受け入れたことが報じられており、これが買いの拠りどころとなっている。個別には防衛関連株が買い直され全体相場の押し上げに寄与した。

 個別では三菱重工業<7011>が売買代金首位で大きく切り返しているほか、IHI<7013>、川崎重工業<7012>も上昇した。サンリオ<8136>が買われ、ソニーグループ<6758>も値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも高い。ワールド<3612>、内外トランスライン<9384>が大幅高、日本ヒューム<5262>も物色人気となっている。半面、レーザーテック<6920>が大きく売られ、アドバンテスト<6857>も安い。ソフトバンクグループ<9984>も冴えない。三井ハイテック<6966>が急落、SUBARU<7270>の下げも目を引く。横河電機<6841>も下値を探った。

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