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始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比
金 (25/ 4) 2922.3 2948.9 2911.0 2946.8 + 25.9
(25/ 6) 2950.3 2977.0 2939.0 2974.8 + 25.8
銀 (25/ 5) 3337.5 3381.5 3318.0 3374.3 + 59.6
(25/ 7) 3369.5 3409.5 3349.0 3403.6 + 59.6
推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比)
金 235,972 221,465 511,276 (+ 6,127)
銀 60,515 63,329 155,263 (+ 2,481)
注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
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・NY為替 円 ユーロ ・NYダウ 41,350.93 - 82.55
前日 147.78/80 1.0917/19 ・ナスダック 17,648.45 + 212.35
本日 148.25/27 1.0887/89 ・10年米国債利回り 4.31 + 0.03
・NY原油 (25/ 4) 67.68 + 1.43 ・SPDR保有金残高 895.20 + 3.45
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
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ニューヨーク金、銀は続伸。前日比は金が24.9〜26.2ドル高、中心限月の4
月限が25.9ドル高、銀が58.9〜60.4セント高、中心限月の5月限は
59.6セント高。
金4月限は続伸。時間外取引では、米大統領がカナダに対する追加関税を撤回するな
か、上げ一服となったが、押し目は買われた。欧州時間に入ると、欧州連合(EU)の
報復措置発表を受けて堅調となった。日中取引では、米消費者物価指数(CPI)の伸
びが鈍化するなか、乱高下したが、ドル安を受けて買い優勢となった。
銀5月限はドル安や金堅調を受けて買い優勢となった。
ニューヨーク金4月限は反発。時間外取引では2914.1〜2931.5ドルのレ
ンジで推移、前日比変わらずの2920.9ドルとなった。4月限は高寄りしたのち、
米大統領がカナダに対する追加関税を撤回するなか、上げ一服となったが、押し目は買
われた。欧州時間に入ると、欧州連合(EU)の報復措置発表を受けて堅調となった。
日中取引では、米消費者物価指数(CPI)の伸びが鈍化するなか、乱高下したが、
ドル安を受けて2911.0ドルで押し目を買われた。時間外取引の高値を突破する
と、テクニカル要因の買いが入って2948.9ドルまで上昇した。
トランプ米大統領はカナダに対する追加関税を撤回したが、全ての貿易相手国に対す
る25%の鉄鋼・アルミ関税は発動した。欧州連合(EU)は報復措置として、来月か
ら260億ユーロ(280億ドル)相当の米国製品に関税を課すと表明し、カナダも報
復関税を発表した。一方、2月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.8%上昇し
た。伸びは1月の3.0%から鈍化し、市場予想の2.9%を下回った。米連邦準備理
事会(FRB)の6月の利下げ観測が高まった。
ニューヨーク銀5月限は、時間外取引で3318.0〜3358.0セントのレンジ
で推移し、前日比38.8セント高の3353.5セントとなった。5月限は高寄りし
たのち、ドル安一服を受けて上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル安や金堅調を
受けて押し目を買われた。
日中取引では、予想以下の米消費者物価指数(CPI)を受けて3379.0セント
まで上昇したのち、ドル安一服を受けて上げ一服となった。ただドル安が再開すると、
3339.5セントで押し目を買われ、3381.5セントまで上昇した。
3月11日のコメックス指定倉庫在庫は、金が前日比3万2119オンス増の
4015万0064オンス、銀は267万0517オンス増の4億3642万9636
オンス。
今日の材料
・米金融大手JPモルガンのチーフエコノミスト、ブルース・カスマン氏は、米国が今
年リセッション(景気後退)に陥る確率は40%程度との見方を示した。
・欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は、ユーロ圏経済は貿易、防衛、気候問題に
起因するショックに直面しており、これらがインフレ率の変動を増幅させ、物価の伸び
がより粘着性を持つリスクを高めていると述べた。
・欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、鉄鋼とアルミニウムを巡る米国の
関税に対抗し、来月から260億ユーロ(280億ドル)相当の米国製品に関税を課す
と表明した。
・2月の米消費者物価指数(CPI)は前年比2.8%上昇した。伸びは1月の3.0
%から鈍化し、市場予想の2.9%を下回った。
・米国市場では取引終盤、投資適格社債と国債の利回り差(信用スプレッド)が昨年9
月以来の高水準に拡大した。景気後退(リセッション)と世界貿易戦争を巡る投資家の
懸念の高まりを示唆した。
・カナダ銀行は、主要政策金利を0.25%ポイント引き下げ2.75%とした。利下
げは7会合連続。
・カナダのルブラン財務相は、トランプ米大統領が発動した鉄鋼・アルミニウム関税へ
の対抗措置として、米国からの輸入品に対し298億カナダドル相当の報復関税を課す
と発表した。
・グリア米通商代表部(USTR)代表は、トランプ米大統領が貿易相手国に発効した
25%の鉄鋼・アルミニウム関税に対する欧州連合(EU)の報復措置は、EUの貿易
政策が「現実と乖離(かいり)している」ことを示唆するとの認識を示した。
・トランプ米大統領は、ロシアとウクライナ紛争の停戦を巡り前向きなメッセージを受
け取ったと述べた。
・英仏独伊ポーランドの国防相は、パリで会談を開き、欧州の防衛力強化と、ウクライ
ナへの安全保障の提供に向けた具体的措置を確約した。
・メキシコのシェインバウム大統領は米国が発動した全ての貿易相手国に対する25%
の鉄鋼・アルミニウム関税に対し、メキシコ政府は直ちには報復措置を取らず、今後数
週間で解決策が見い出せることを待つと語った。
MINKABU PRESS
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