穀物市場も通商リスクの織り込みを強化している。11日に米農務省(USDA)需 給報告の発表を終えてどこに中心テーマを設定するのかが問われるが、通商リスクへの 関心が高い。鉄鋼とアルミの関税に対して、欧州連合(EU)やカナダは既に報復措置 を発表している。今後、トランプ政権は相互関税も予定しているが、関税が広がりを見 せれば、それと連動して報復関税が発動するリスクも高まる。関税は米国内産業の保護 を目指すが、一方で輸出産業にはネガティブになる。穀物相場は、ネガティブな影響を 最も受けやすい銘柄とみられている。月末には作付意向面積の発表を控えて、例年だと 天候相場開始前の静かな時間帯になるが、今年はそのタイミングで通商リスクの消化が 求められている。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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