ゴム午前=自律反発場面、ただし活発限月の8月限は345円手前で失速

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
【市況】
 ゴムRSS3号は、自律反発場面。寄り付きでは、上海夜間が小幅安、ドル・円がや
や円高に振れたものの、これに対する反応は薄く、夜間取引と同値圏で推移した。中盤
に入ると、日中取引の上海ゴムが地合いをやや引き締めたことや最近の下落の反動高と
なり、水準を引き上げた。ただし、活発限月の8月限は、345円手前では売りに押さ
れた。TSR20は、出来ず。

 午前11時30分現在のRSS3号は前営業日比2.1〜5.4円高。活発限月の8
月限は同4.9円高の342.1円、期先26年2月限は出来ず、推定出来高は199
枚(前日夜間取引含む)。

【8月限は345円付近が抵抗】
 今日午前のJPXゴムRSS3号は、直近の下落に対する自律反発となっている。活
発限月の8月限は、一時344.0円まで地合いを引き締める場面があった。ただ、前
日と同様に345円接近では売りに押されている。現状、345円が強い抵抗になって
きた。
 産地サイドをみると、現時点では米中の通商問題を嫌気した値崩れなどは起こってい
ない。ただ、米中の報復関税合戦は、両国経済の減速をもたらす。世界第1位と2位の
国の景気減速となれば、天然ゴム価格の下落の可能性が高まる。
【シンガポールの取引序盤と上海ゴム相場】
 シンガポールゴム市場は、RSS3号は出来ず。TSR20は買いがやや優勢とな
り、0.4〜0.6セント高で推移している。
 上海ゴムは夜間取引の小じっかりとした展開となっている。午前11時00分現在、
指標限月の2025年5月限は、前営業日比10元高の1万7150元で推移してい
る。

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