[3月17日からの1週間の展望] −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 週間高低(カッコ内は日付) 3月10日〜3月14日 始 値 高 値 安 値 終 値 前週末比 <東 京> 先限 40,000 40,000 40,000 40,000 ±0 ====================================== <シカゴ>13日終値 前週末比 |<週間統計データ> (3月6日まで) 25/5 465.25 -4.00 |週間輸出検証高:181万9,812トン 25/7 472.25 -3.50 |週間輸出成約高: 98万0,700トン −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 東京外為市場 円相場(本日 15:15現在) 148.66円 前週末比 1.66円の円安 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 【前週のレビュー】とうもろこしは出来高、取組高が増える兆しはなく、このまま取 組高ゼロに向かうとみられ、新規売買は参加しにくい。シカゴコーンはしばらくトラン プ関税に振り回されるが、関心は徐々に作付け意向面積に向かうとした。 【とうもろこしの取組高はゼロに向かう】 3月10日の週のとうもろこしは11日に期近7月限が出来高2枚で変わらずとなっ た以外の商い成立はなし。取組高は期近2本に集中した状態のなか、13日時点で96 枚。年度末が接近し、小口の手じまい売買が成立の可能性はある。商い成立の場合、5 月限が手じまい売り優勢、7月限は買い戻し先行でサヤ修正となる可能性大。 出来高、取組高が増える兆しはなく、このまま取組高ゼロに向かうとみられ、新規売 買は参加しにくい。 【シカゴコーンはアルゼンチン産の生産減と貿易戦争の強弱材料が交錯】 シカゴコーンは軟調。トランプ関税を嫌気し、大豆が下値模索となっていることが圧 迫要因となり、売り圧力が強い展開を強いられた。11日に米農務省(USDA)から 月例需給報告の発表があったが、23/24年度、24/25年度とも全カテゴリーに おいて据え置きとなり、インパクト薄で特に材料視されず。その反面、乾燥に見舞われ た影響からアルゼンチンの生産量がこれまで予想されていた量を下回るとの見方が強材 料視された。11日にUSDAから発表された世界コーン需給見通しは、24/25年 度の生産量は5000万トンに据え置きながら期末在庫が前月279万トンから229 万トンに下方修正となった。 中心限月の期近5月限は、2月24日に500セント割れとなった後、ほぼ一本調子 の下落となり、今月4日に昨年12月19日以来の安値となる442.50セントまで 下落し、暴落となった。5日から反発となったが、11日につけた477.50セント が戻り高値。13日の引け時点で週足は4週連続の陰線状態。下向き状態にある25日 移動平均線(487セント)を下回って推移など、複数のテクニカル指標は弱気を示唆 している。買い越し姿勢にあった大口投機家はかなりの手じまい売りを強いられたもよ う。 引き続き、アルゼンチン産の生産下方修正観測と米中の関税戦争による需要減少不安 の強弱材料が交錯するとみる。11日の高値477.50セントが抵抗線。470セン ト台前半〜15日間移動平均線が通る473.75セントでは戻り売りが待ち受けると 予想。作付け意向面積の発表を31日に控えていること、天候相場入り前のため、底割 れはなく、450セント台前半では買い戻しが下支えか。 <当面の予定(イベント・経済統計)> 17日 中国住宅価格指数 2025年2月(国家統計局) 中国小売売上高 2025年2月(国家統計局) 中国鉱工業生産 2025年2月(国家統計局) 米小売売上高 2025年2月(商務省) 米製造業景況指数 2025年3月(ニューヨーク連銀) 米企業在庫 2025年1月(商務省) 米週間穀物輸出検証高(USDA) 18日 日銀金融政策決定会合(19日まで) ユーロ圏貿易収支 2025年1月(EUROSTAT) 独景況感指数 2025年3月(ZEW) 米住宅着工・許可件数 2025年2月(商務省) 米輸出入物価指数 2025年2月(労働省) 米鉱工業生産・設備稼働率 2025年2月(FRB) 米連邦公開市場委員会(FRB、19日まで) 19日 機械受注 2025年1月(内閣府) 貿易収支 2025年2月速報(財務省) 日銀総裁記者会見 ユーロ圏消費者物価指数 2025年2月確報(EUROSTAT) 米FOMC声明文公表(FRB) 対米証券投資 2025年1月(財務省) 20日 ●春分の日 英雇用統計 2025年2月(国立統計局) 政策金利公表(英中銀) 政策金利公表(スイス国立銀行) 政策金利公表(南アフリカ準備銀行) 米経常収支 2024年10-12月期(商務省) 米新規失業保険申請件数(労働省) 米製造業景況指数 2025年3月(フィラデルフィア連銀) 米中古住宅販売統計 2025年2月(全米不動産協会) 米週間穀物輸出成約高(USDA) 21日 ●南ア(人権記念日) 消費者物価指数 2025年2月(総務省) ユーロ圏国際収支 2025年1月(ECB) 建玉明細報告(CFTC MINKABU PRESS ※投資や売買は御自身の判断でお願いします。
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