シカゴ大豆の夜間取引は堅調。5月限のここまでの高値は1021.75セントと、 すでに14日の高値を上回っている。 14日は米中の報復関税合戦懸念より、今年の米国産大豆の作付面積の縮小懸念が支 援材料となった。これは今月末の作付意向面積の発表まで下支え要因として続きそう だ。ただ中国は米国産大豆にとって最大の顧客となるため、貿易関係でさらに新たな弱 気のニュースが発表されると弱材料視されやすい状況にはある。 差し当たり今夜は週間輸出検証高と全米油糧種子加工業者協会(NOPA)の2月の 大豆圧砕高に注目したい。 14日のシカゴは続伸。トランプ政権に端を発した米中の報復関税合戦に対する懸念 は続いているが、この日は3月当限が堅調納会となったことや、デイリー報告で大豆油 の大口輸出成約が発表されたことなどで買い優勢となった。またコーンと違って、今年 の米国産の作付面積縮小見通しも支援材料。 5月限は1018.00セントまで上伸して、13日の高値に顔合わせした後、引け は1016.00セントとあまり下げなかった。 <今夜の予定> ◆ アメリカ ◆ 【経済】 21:30 小売売上高 2025年2月(商務省) 【経済】 21:30 製造業景況指数 2025年3月(ニューヨーク連銀) 【経済】 23:00 企業在庫 2025年1月(商務省) 【農産】 3/18 00:00 週間穀物輸出検証高(USDA) MINKABU PRESS *予定は発表元の都合により、変更される可能性があります。 *海外の発表時間は日本時間で表示してあります。
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