−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−- 海外主要銘柄の中心限月の相場表(限月、終値、前営業日比) NY金 2025/ 4 3,041.2 + 0.4 シカゴ大豆 2025/ 5 1,008.25 -4.50 NY銀 2025/ 5 3,420.5 -61.3 シカゴコーン 2025/ 5 462.00 +3.25 NYプラ 2025/ 4 1,009.4 -14.0 NY原油 2025/ 5 66.91 +0.16 NYパラ 2025/ 6 960.20 -17.00 ドル・円 148.71 -0.61 *ドル・円は日本時間の午前5時30分現在。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ◎NY外為=ドル円は148円台半ばまで急落 NY為替市場は、午後のFOMCにドル安の反応が見られ、ドル円は148円台半ば に急落。一時は150円台を回復する場面も見られていた。FRBは予想通りに政策を 据え置いたが、注目されていた委員の金利見通し(ドット・プロット)は前回と変わら ずの年内2回の利下げを見込んだ。また、経済見通しでは今年のGDP見通しを大幅に 下方修正した一方、インフレ見通しは上方修正した。 さらにFRBは保有資産の縮小、いわゆるランオフのペースを4月1日から減速させ ると発表した。エコノミストからは、この措置は利下げに等しいとの指摘も出ていた。 ドット・プロットでの年内2回の利下げ見通しは、市場の期待を正当化する内容ではあ るが、一部からは根強いインフレから利下げ見通しを後退させるのではといった見方 や、逆に利上げシナリオなども浮上していたが、その見方は否定した格好となった。そ れらがドル安の反応を引き出したようだ。 ドル円は結局、150円台を維持できずに失速した格好となっている。 ◎NY貴金属=金の中心限月は小幅続伸、FOMCを控えて模様眺めに ニューヨーク金は売り買い交錯。銀は反落。 金4月限は小幅続伸。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて模様眺めムードが 強く、積極的な売買は見送られた。ただ、トランプ米政権のもとでもBRICS諸国を 中心としたドル離れが続くと見られていることが相場を支え、最高値付近を維持してい る。トランプ米大統領は従来の同盟国に対して関税で強くけん制しており、西側の分裂 が意識されてドルを圧迫するリスクがある。 銀5月限は反落。利益確定の売りに押された。 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが続落、パラジウムは反落。 プラチナ4月限は続落。米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて調整売りが続い た。主要な米株価指数はしっかりと推移し、リスク資産の一角であるプラチナを下支え したものの、トランプ米政権の関税政策による世界的な景気悪化が引き続き警戒されて いることが重しとなった。 パラジウム6月限は反落。プラチナ相場に連動した。。 ◎LME=銅は米株高で続伸、アルミ・ニッケルは銅高につれ高で反発 アルミ3カ月物は反発。2651ドルで小幅続落で取引を開始。2646ドルまで軟 化したが、銅の上昇が下支えとなり、下値は堅く推移後、戻り歩調となった。銅が押し 目形成から持ち直すとつれ高もようとなり、2678ドルまで上昇。前日まで日足が3 日連続の陰線引けとなり、銅の上伸に逆行安となったが、この日は銅高に支援された。 ただ、上げ幅は前日の下げ幅に対し、半分程度にとどまった。 銅3カ月物は続伸。9888ドルで小反落で寄り付いた。上海株の上昇が一服したこ とや、銀の反落が警戒され、9867.50ドルまでジリ安となった。押し目買い意欲 が強く下値を切り上げた後、プラスサイドに浮上。米連邦公開市場委員会(FOMC) の結果待ちムードながら、米国株が序盤から大幅反発となり、リスクオン(リスク容 認)の動きが強まった。前日の高値9917ドルを上抜き、テクニカル要因からも強気 となり、昨年10月7日以来の高値となる9998ドルまで上伸となった。ドルが対ユ ーロで堅調に推移したことや、トランプ関税への警戒感から上げ幅をわずかに縮小し たが、この日の高値圏で引けた。日足は7日連続の陽線引け。 ◎NY原油=小反発、ウクライナ停戦の不透明感で ニューヨーク原油の期近は小反発。 ウクライナとロシアの停戦期待は引き続き重しだが、トランプ米大統領の介入があっ ても恒久的な停戦までの道のりは長いと見られていることが相場を支えた。トランプ米 大統領とロシアのプーチン大統領は、ウクライナのエネルギー施設やインフラに対する 攻撃を30日間停止することで合意し、ウィトコフ米特使は数週間以内に全面停戦を実 現できると述べているものの、ウクライナとロシアは武力衝突を続けている。米エネル ギー情報局(EIA)が発表した週報ではガソリンや留出油の在庫取り崩しが続いた が、反応は限定的。米連邦公開市場委員会(FOMC)に対する関心も乏しかった。 改質ガソリンとヒーティングオイルの期近は反発。 ◎シカゴ大豆・コーン=大豆は続落、コーンは期近2本を除き下落 大豆は続落。 報復関税合戦により、最大の顧客である中国との貿易摩擦懸念が強まるなか、最大の 輸出競合国であるブラジルの新穀の出回り時期を迎えているが、この日は調査会社が3 月のブラジルの大豆輸出見通しを上方修正したことが嫌気された。一方、米国産の作付 面積は前年から縮小する見込みだが、S&Pグローバルが作付面積見通しを1月の同社 見通しを据え置いたことでこの日は買い材料とはならなかった。 コーンは期近2本を除き下落。 米国産の作付面積拡大観測が強いなか、S&Pグローバルが作付面積見通しを上方修 正したことが新穀限月中心に圧迫要因となったが、期近限月はこの日の米エネルギー情 報局(EIA)の週報のエタノール統計で、生産が増加する一方、在庫が減少していた ことが好感されてプラス引けした。 MINKABU PRESS *相場表のNY原油の価格、5月限に変更して再送。
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