シカゴ大豆市況=続伸、米国の作付意向面積の縮小観測で

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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              始 値   高 値   安 値   帳入値    前日比
  2025/05     1015.00     1023.50     1009.00     1023.00     + 6.25
  2025/07     1028.50     1038.00     1023.75     1037.25     + 6.75
  2025/08     1026.25     1034.50     1020.25     1034.00     + 7.00
   単位:枚   推定出来高   前日出来高   前日取組高(前々日比)
   先物        未入電         212,338         849,784 (+  3,130)

 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。推定出来高は米国中部時間午後
4時現在の数値です。
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*米気象庁発表の6−10日予報(4月3日−4月7日)
 コーンベルト西部の気温は平年並み。雨量は平年並み〜上回る
 コーンベルト東部の気温は平年を上回る。雨量は平年を上回る。
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 大豆は続伸。終値の前営業日比は1.00〜8.50セント高。中心限月の5月限は
6.25セント高の1023セント。
 前日に続き31日の作付意向面積の縮小見通しや、米国の輸入関税実施で、中国から
のUCO(食廃油)やカナダからの菜種油の輸入が減少して、米国の大豆油の国内需要
が増加するとの見方で大豆油が続伸したことが好感された。

 期近5月限は1015.00セントで取引を開始。アジアの時間帯の時間外取引から
米国の時間帯の前半まではほぼ一本調子で下落する展開となり、安値は1009.00
セントまであった。そのあと米国の時間帯の中盤から後半は大きく切り返して、引けは
この日の高値となる1023.00セントだった。
 ブラジル産地およびアルゼンチン産地の天気概況は以下の通り(民間気象会社の天気
概況及び予報を要約)。

<ブラジル産地全域>
 ブラジル産地の大半で当面は高温が続く見込み。とくに南東部では来週初めに熱波の
ピークになりそうだ。またサフリニャ(二期作)コーン産地の南部では乾燥した天気が
続く見込み。来週後半は熱波はやや緩みそうだが、今後数週間は高めの気温が続く見込
みで、二期作コーン産地の南部では干ばつ被害が悪化する可能性がある。

<アルゼンチン産地全域>
 アルゼンチン産地では低めの天気となり、またパンパ地域ではおおおね降雨はなく、
コーンや大豆の収穫が進展しそうだ。
 大豆製品は大豆粕は反落、大豆油は続伸。大豆油は前述した国内需要増加観測に支援
されて続伸したが、大豆粕は大豆油とのストラドル商いの売りで軟調な展開となった。
 大豆粕5月限は前日比1.00ドル安の293.50ドル。
今日の材料
・ブラジル産地は高温が続き、南部の二期作コーンの干ばつ被害が悪化する可能性。
・アルゼンチン産地ではパンパ地域ではおおおね降雨はなく、コーンや大豆の収穫が進
 展する見込み。

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