金・銀市況=金が上伸、終盤に上げ縮小も堅調に推移し3ケタ維持

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         15,135   +193    15,192  +186   : 3,133.49   +17.53
銀          163.0    0.0     165.5   0.0  : 3,401.00   -35.00
プラチナ     4,723    +23     4,648   -19  :   992.37    -1.22
パラジウム   4,750   +150     4,750  +150  :   990.12    +8.73
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    149.87   +0.95  ユーロ・ドル相場   1.0805  -0.0030
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【市況】
 金が上伸。ニューヨーク高と円安を受けて買い優勢で始まった。その後は、円安一服
に上値を抑えられたが、ドル建て現物相場の堅調を受けて押し目を買われた。先限は
正午前に215円高で推移。午後になり、上げ幅を拡大し、一時250円近い上昇とな
った。終盤にかかる頃からドル建て現物相場が反落となると、上げ幅を縮小したが、3
ケタ高を維持し、180円超の上昇で引けた。全限月が一代高値を更新。
 銀は夜間取引で10月限が小幅高となった。
 前営業日比は、金標準、金ミニが181〜195円高、ゴールドスポットが183円
高、銀が変わらず〜0.1円高。
 推定出来高は、金が4万2080枚、金ミニが1万5153枚、ゴールドスポットが
3543枚、銀が2枚。
【金は高値警戒感あるが、まだ高値出尽くし感なし】
 金先限は日中取引開始後も一段高となり、午後1時前に1万5253円まで上値を伸
ばし、上場来高値をさらに更新した。14日間の相対力指数(RSI)が78台まで上
昇し、稀に見る強気相場となっている。高値警戒感が台頭しているが、まだ高値出尽く
し感はない。
 現時点では現地2日に米国で相互関税の発表があり、米東部時間で2日から3日に日
付けが変わると同時に発動される予定。トランプ大統領の強硬な関税政策に対し、アメ
リカでは投資家のみならず、国民の間でもインフレを助長する政策として不満、不安が
高まっている。ドル資産離れとなる不安もあり、金は押し目形成場面では買い意欲は強
いとみる。
【ロンドン=現物相場禰
 金のドル建て現物相場は、上伸。きのうの海外市場では、米大統領の関税政策の不透
明感を受けて買い優勢となった。アジア市場では、朝方の3125.29ドルから、買
い優勢となり、右肩上がりの展開となった。午後1時過ぎに3147ドル台まで上昇。
2時過ぎに3141ドル台まで上げ幅を縮小。その後、3148.52ドルの高値をつ
けた。高値警戒感から3127ドル台まで押し目形成後、一時3137ドル台に戻し、
堅調に推移。
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