NYプラチナ市況=プラチナが反落、パラジウムはまちまち

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
            始 値   高 値   安 値   帳入値   前日比
 プラチナ   (25/ 4)  1028.3     1031.5      1003.3      1004.6    - 22.9
         (25/ 7)  1037.6    1041.4      1015.5      1016.7    - 21.0
 パラジウム  (25/ 6)  1003.50    1009.00      992.00     1000.80   +  0.10
         (25/ 9)  1007.50    1013.50     1005.50     1008.40   -  0.20
           推定出来高  前日出来高  前日取組高    (前々日比)
 プラチナ          29,549         38,224        77,768       (-  1,001)
 パラジウム          4,373          4,187        20,260       (-    383)
 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か
ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払
っていますが、最新データは相場表でご確認ください。
=======================================
・NY為替   円    ユーロ  ・NYダウ          41,989.96  -  11.80
     前日  149.95/97   1.0816/18   ・ナスダック         17,449.89  + 150.60
     本日  149.62/64   1.0792/94   ・10年米国債利回り      4.16  -   0.08
・NY原油  (25/ 5)   71.20 - 0.28  ・SPDR保有金残高    933.38  +   1.44
注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日
本時間の翌日の午前8時)に更新予定。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反落、パラジウムはまちまち。前日比はプ
ラチナが23.4〜19.1ドル安、中心限月の7月限が22.9ドル安、パラジウム
が0.20ドル安〜0.80ドル高、中心限月の6月限は0.10ドル高。
 プラチナ7月限は反落。時間外取引では、金堅調につれ高となったが、貿易戦争に対
する懸念を受けて上げ一服となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて軟調となっ
た。日中取引では、金に利食い売りが出たことを受けて売り優勢となった。
 パラジウム6月限はドル高や他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られた。
 プラチナ7月限は時間外取引を1013.9〜1031.5ドルのレンジで推移し、
前日比12.3ドル安の1015.2ドルとなった。7月限は高寄りしたのち、金堅調
につれ高となったが、貿易戦争に対する懸念を受けて上げ一服となった。欧州時間に入
ると、ドル高を受けて軟調となった。
 日中取引では、金に利食い売りが出たことを受けて売り優勢となった。戻り売り圧力
が強まり、1003.3ドルまで下落した。
 2日の相互関税の発表を控えて貿易戦争に対する懸念が強い。一方、2月の米雇用動
態調査(JOLTS)は求人件数が19万4000件減少し756万8000件になっ
た。3月の米ISM製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.0に低下し、3カ月
ぶりに拡大・縮小の分岐点となる50を割り込んだ。
 パラジウム6月限は、時間外取引を992.00〜1006.50ドルのレンジで推
移し、前日比5.70ドル安の995.00ドルとなった。6月限は高寄りしたのち、
他の貴金属の堅調につれ高となった。欧州時間に入ると、ドル高を受けて戻りを売られ
た。
 日中取引では、米雇用動態調査(JOLTS)求人件数の減少や米ISM製造業購買
担当者景気指数の低下を受けて買い戻され、1009.00ドルまで上昇した。その後
は、他の貴金属の軟調を受けて戻りを売られ、995.50ドルまで下落した。
 31日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比1万0021オンス増の
63万0614オンス、パラジウムは同変わらずの7万8876オンス。
今日の材料
・2月の独小売売上高指数は前月比0.8%上昇。市場予想の0.2%上昇を大きく上
回った。1月は0.2%上昇から0.7%上昇に上方改定された。2月の輸入価格は前
年比3.6%上昇。食品の値上がりで2年超ぶりの大幅上昇となった。
・3月の独消費者物価指数(CPI)速報値は、欧州連合(EU)基準(HICP)で
前年比2.3%上昇した。市場予想は2.4%上昇だった。予想以上に伸びが鈍化し、
欧州中央銀行(ECB)による追加利下げの根拠が強まった。前月は2.6%上昇して
いた。
・ロシアのペスコフ大統領報道官はトランプ米大統領がロシアのプーチン大統領に「腹
を立てている」と述べたことについて、ロシアは米国とウクライナにおける和平合意を
巡る構想のほか、米ロ二国間関係の構築について引き続き協議を進めていると述べた。
・ポーランドのコシニャクカミシュ国防相は、防空システム「パトリオット」の後方支
援の提供を巡り、米国と20億ドル近い協定に署名する予定だと明らかにした。
・英仏独などのウクライナの主要欧州同盟国の外相らはマドリードで会合を行い、対ウ
クライナ支援を倍増させるとともに、新たな対ロシア制裁を検討していると表明した。
・米民主党上院議員3人は、トランプ米大統領(共和党)に対し、中国との通商関係や
14の自由貿易協定などを「大幅に見直す」よう促した。
MINKABU PRESS

このニュースの著者

MINKABU PRESS

みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。