［本日の見通し］石油＝戻り売り圧力が強いが円安・株高で買い戻され堅調

　日中取引開始後、原油の２０２５年９月限は上げ幅を拡大し、５万８５００円台まで
ジリ高となった。売り方の利益確定の買い戻しに主導された反騰か。
　１ドル＝１４７円台後半の円安、ニューヨーク原油時間外取引の反発、日経平均株価
が反発し、石油関連株が大幅反発していることが買い戻しを誘ったもよう。ただ、９月
限は、夜間取引で６万円手前で上値を抑えられており、日中取引でも戻り売りが根強い
とみる。
　序盤の堅調な値動きからすると、この後も大幅に上げ幅を縮小の動きはなく、８、９
月限は２５００円超の上昇幅を維持か。
　時間外取引でニューヨーク原油５月限は前日比０．８６ドル高の６１．５６ドルで推
移。本日これまでのレンジは６０．８７〜６１．６１ドル。
　原油９月限の予想レンジは５万８０００円から５万８８００円、ガソリン先限は８万
９５００円から９万０５００円、灯油先限は８万９５００円から９万０５００円。
MINKABU PRESS

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