午前の石油市場は反発。前日の海外原油安は前日の大幅安で織り込み済みとなり、1 ドル=147円台後半の円安、ニューヨーク原油時間外取引の反発を背景に序盤から堅 調に推移。期中8、9月限は夜間取引の引け値から上げ幅を拡大し、序盤、2700円 超の上昇で推移が見られた。序盤の買い一巡後、円小反発で午前10時頃から上げ幅を 縮小したが、2400円超の上げ幅を維持。8、9月限の間で限月移行の動きが進んで いるもよう。 ニューヨーク原油時間取引は期近5月限は前日比0.75ドル高の61.45ドルで 取引されている。 日中取引開始後、原油の2025年9月限は大幅反発。夜間取引の引け値から一段高 となり、5万8530円まで上昇。10時から上げ幅を縮小も5万8000円が支持線 となっている。 午前11時14分現在の前営業日比は、ガソリンが出来ず。灯油が出来ず。原油が 150〜3200円高。 午前11時14分現在の出来高はガソリンが0枚、灯油が0枚、原油が2680枚。 【外部環境の好転4ケタ高も需要の減少懸念からの売りは根強いと予想】 原油相場は商品・株高、円安となり、外部環境の好転から4ケタ高。ただ昨日までの 下げが大きかったこともあり、上げ幅は前日の下げ幅の半分程度にとどまっている。 トランプ関税発動により、米国は輸入品が値上がりとなり、消費者の懐を直撃し、個 人消費が低迷、景気後退の引き金となるとのシナリオが描かれている。この環境下、原 油需要の減少懸念が売り口実とされる動きは根強いと予想。 【海外原油夜間取引=反発】 ニューヨーク時間外取引で5月限は前日比0.75ドル高の61.45ドルで推移。 本日これまでのレンジは60.87〜61.67ドル。 MINKABU PRESS
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