【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。円安を受けて買い優勢で始まっ た。その後は、円安が一服したが、ドル建て現物相場の上昇を受けて堅調となった。パ ラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが79〜118円高、プラチナミニが 1.5〜107.0円高、プラチナスポットが342円高、パラジウムが出来ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが7507枚、プラチナミニが675枚、 プラチナスポットが1451枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル高や金軟調が圧迫】 プラチナはドル高や金軟調が圧迫要因になった。米国債の利回り上昇を受けてドル高 に振れた。一部の国が関税回避に向けてトランプ大統領と交渉する可能性があるという 楽観的な見方が台頭した。ハセット米国家経済会議(NEC)委員長は、貿易相手国が すばらしい提案をするなら、トランプ大統領は耳を傾けるだろうと発言した。また上海 プラチナの出来高が急増しており、中国勢の安値拾いの買いが入った。 プラチナ先限は4295円まで上昇した。円安やドル建て現物相場の上昇が支援要因 になった。円相場は1ドル=148円前後で円安が一服した。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の914.19ドルから、株安一服など を受けて買い優勢となった。 午前11時現在、プラチナは926.24ドル、パラジウムが917.05ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが922.80ドル、パラジウムが914.31 ドル。 MINKABU PRESS
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