●論点解説ゴム、米中は関税の応酬に向かうか=マーケットエッジ

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
 通商リスクの織り込みが続いている。トランプ大統領が発表した相互関税で中国は新
たに34%の関税が上乗せされるが、中国は同率の報復関税を宣言している。こうした
動きに対して、トランプ大統領は報復関税の撤回がなければ、中国に対してさらに50%
の関税の関税を上乗せすると警告している。34%を50%に引き上げるのではなく、
34%にさらに50%を上乗せするとしている。米中間の貿易環境が壊滅的な被害を受
けかねない状況になっている。大手金融機関は相次いでリセッション入りの確率を引き
上げており、ゴム相場も高いレベルの需要不安の上値圧迫が続きやすい。オシレーター
は完全な売られ過ぎの状態にあることを示しているが、自立反発消化後の上昇ストリー
をえがくためには、通商リスク軽減期待を高めていく動きが求められる。
(マーケットエッジ・小菅 努)

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