【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが大幅反落。プラチナはニューヨーク・プ ラチナが小反発もドル建て現物相場の軟化と1ドル=145円台の円高を受けて軟調に 推移。夜間取引の引け値から一段安となり、3ケタ安となり、前日の上げ幅をほぼ失う 下落で推移。金先限が一時1万4000円割れまで下落し、押し目底を模索の動きだ が、プラチナ先限は前日の安値を割り込む下げには至っていない。ただ米国、中国との 貿易戦争の悪化で需要に対して不安や株安警戒で押し目買いには慎重姿勢が伺える。 パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時36分現在の前営業日比は、プラチナが105〜75円安、プラチナミニ が116.0〜79.0円安、プラチナスポットが124円高、パラジウムが出来ず。 午前11時36分現在の出来高は、プラチナが7103枚、プラチナミニが768 枚、プラチナスポットが1247枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナは現物価格に対し下ザヤ】 金がニューヨーク市場の引け後に軟化となり、プラチナはつれ安もよう。アジア時間 の時間外取引は反落。期近7月限はドル建て現物価格(917ドル台)に対して下ザ ヤ。ニューヨーク金期近6月限はドル建て現物相場(3006ドル台)に対し、上ザ ヤ。金がアジア市場で現物価格が3000ドル割れから急速に戻しているが、プラチナ 現物価格は910ドル台後半で低迷。 プラチナ先限は4157円まで反落した昨日の安値4140円を試す前に下げ幅を縮 小したが、4208円まで戻り一杯となり、4200円水準でもみあっている。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、戻り鈍く推移。朝方に911ドル台まで下落。金が 下値を切り上げたことに追随したが、919ドル台で戻り売りにあい、917ドル台で 推移。 午前11時30分現在、プラチナは929.78ドル、パラジウムが908.72ド ルで推移。前営業日の大引け時点はプラチナが922.80ドル、パラジウムが 921.72ドル。 MINKABU PRESS
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。