アジア株 トランプ関税発動で下げ拡大、台湾株暴落 中国「国家隊」出動するか 東京時間14:08現在 香港ハンセン指数 19759.29(-368.39 -1.83%) 中国上海総合指数 3142.06(-1.29 -0.02%) 台湾加権指数 17555.11(-904.84 -4.90%) 韓国総合株価指数 2291.64(-42.59 -1.82%) 豪ASX200指数 7361.40(-148.58 -1.98%) インドSENSEX30種 73910.50(-316.58 -0.43%) アジア株は下落。トランプ米政権が予定通り関税を発動したことで各国下げ幅を拡大している。米中チキンレースによる世界的な貿易戦争激化、そして景気後退懸念が高まった。米国の関税率は100年強ぶりの高水準になる。中国に対する関税は当初予定34%に急きょ50%上乗せし計84%(2月に10%、3月に10%上乗せ)累計104%になる。 中国もメンツを守るために引くことはできない。中国政府は100%を超える関税でも相殺できる政策手段がある、最後まで戦うと宣言。中国政府は支援策の強化と前倒し、株価安定策を発表しているが、ショックをある程度は和らげることはできるが中国経済は間違いなく減速するだろう。 関税発動を受け中国政府は暴落を防ぐため株価下支えに動く可能性がある。いわゆる「国家隊」と呼ばれる政府系ファンドの出番だ。為替相場では国有銀行を通じてドル売りに動いているようで、オフショア人民元が対ドルで大幅上昇している。オンショア人民元は対ドルで2007年以来の安値を一時つけたが、その後は下げ止まっている。 米中のチキンレースに付き合わされている他のアジア株は悲惨だ。台湾株は3営業日連続で暴落、売りが売りを呼ぶ狼狽売りに。豪州株と韓国株も下げ幅を拡大している。
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。