プラチナ市況=プラチナは反落、下値切り上げも反発力弱く推移

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,103   -167    14,213  -144  : 3,030.14   +16.88
銀          133.8   -8.2     142.0  +1.9  : 3,023.00   +17.00
プラチナ     4,250   -106     4,202  -105  :   926.12   - 3.66
パラジウム   4,400      0     4,400     0  :   915.22   - 6.50
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    145.06  -2.34  ユーロ・ドル相場   1.1059  +0.0069
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反落。プラチナはニューヨークが小反発
もドル建て現物相場の軟化と1ドル=145円台の円高を受けて軟調に推移。夜間取引
の引け値から一段安となった。ただ先限は前日の安値を割り込む下げには至らず底堅さ
を示した。先限は正午前に110円超の下落で推移。午後に入るとと金が下げ幅を縮小
と歩調を合わせ、下値を切り上げたが、反発力弱く推移した。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが106〜70円安、プラチナスポットが
72円安、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万0376枚、プラチナミニが1013枚、プラチナス
ポットが2636枚、パラジウムが0枚。
【NYプラチナは7月限が900ドル割れなら下げ幅拡大リスク】
 プラチナ先限は軟調に推移した。下げ幅を縮小し、終値では前日の上げ幅を失うほど
の下げにはならなかった。安値は4147円で前日の安値4140円を試すことはなか
った。
 14日間の相対力指数(RSI)は一時30割れまで低下。総弱気の地合いだが、売
り過剰感が台頭。前日は大幅高で引けたが、総取組高は3日連続で減少。今日は手じま
い売りが増えたもよう。取組高を確認したい。
 トランプ関税による自動車触媒需要の減少不安。ニューヨークプラチナは期近7月限
が900ドル割れとなると、投機家の買い玉の投げ売りで下げ幅を拡大リスクあり。今
夜、底堅さを示すかに注目。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は戻り鈍く推移。朝方に911ドル台まで下落。金が
下値を切り上げたことに追随したが、919ドル台で戻り売りにあい、正午前は910
ドル台後半で推移。午後になり、金につれ高となり、4時過ぎから930ドルを試す上
昇。
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