−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 始 値 高 値 安 値 帳入値 前日比 プラチナ (25/ 7) 910.6 935.5 900.1 919.9 + 8.6 (25/10) 921.3 945.4 911.8 930.9 + 8.6 パラジウム (25/ 6) 889.00 914.50 878.50 889.50 + 0.20 (25/ 9) 897.00 922.50 890.00 899.00 - 0.10 推定出来高 前日出来高 前日取組高 (前々日比) プラチナ 30,313 56,359 81,948 (- 4,914) パラジウム 5,816 10,149 22,372 (- 48) 注:4本値および出来高・取組高は、相場表と異なる場合があります。当該取引所か ら電子取引を含む相場データの訂正が頻出しています。市況送信の際は細心の注意を払 っていますが、最新データは相場表でご確認ください。 ======================================= ・NY為替 円 ユーロ ・NYダウ 40,608.45 +2962.86 前日 146.37/38 1.0946/48 ・ナスダック 17,124.97 +1857.06 本日 147.72/74 1.0952/54 ・10年米国債利回り 4.37 + 0.08 ・NY原油 (25/ 5) 62.35 + 2.77 ・SPDR保有金残高 925.92 - 0.86 注:SPDRの保有金残高は前日発表の数値。本日付けはニューヨーク時間の午後6時(日 本時間の翌日の午前8時)に更新予定。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− プラチナ系貴金属(PGM)は続伸。前日比はプラチナが8.6〜9.8ドル高、中 心限月の7月限が8.6ドル高、パラジウムが0.10ドル安〜0.30ドル高、中心 限月の6月限は0.20ドル高。 プラチナ7月限は続伸。時間外取引では、金堅調につれ高となった。欧州時間に入る と、米中の貿易戦争激化に対する懸念に上値を抑えられた。日中取引では、中国の対抗 措置発表を受けて戻りを売られた。その後は、米大統領が相互関税の90日間停止を発 表すると、押し目を買われた。 パラジウム6月限は米中の貿易戦争激化に対する懸念に上値を抑えられたが、米大統 領の相互関税停止を受けて押し目を買われた。 プラチナ7月限は時間外取引を900.1〜922.0ドルのレンジで推移し、前日 比7.9ドル高の919.2ドルとなった。7月限は安寄りしたのち、金堅調につれ高 となった。欧州時間に入ると、米中の貿易戦争激化に対する懸念に上値を抑えられた。 日中取引では、中国の対抗措置発表を受けて戻りを売られ、906.9ドルまで下落 した。その後は、米大統領が相互関税の90日間停止を発表すると、押し目を買われ た。時間外取引の高値を突破し、935.5ドルまで上昇した。 中国財政省は、米国からの輸入品に対する追加関税率を当初発表していた34%から 84%に引き上げると発表した。一方、トランプ米大統領は、貿易相手国に対する相互 関税について、国・地域ごとに設定した上乗せ部分を90日間停止すると発表した。一 律10%の基本関税は維持する。同時に、中国に対する追加関税を125%に引き上げ 即時発効すると発表した。 パラジウム6月限は、時間外取引を878.50〜898.00ドルのレンジで推移 し、前日比7.20ドル高の896.50ドルとなった。6月限は安寄りしたのち、他 の貴金属の堅調を受けて押し目を買われた。欧州時間に入ると、米中の貿易戦争激化に 対する懸念に上値を抑えられた。 日中取引では、中国の対抗措置発表を受けて戻りを売られ、881.00ドルまで下 落した。その後は、米大統領の相互関税停止を受けて押し目を買わると、序盤の高値を 突破し、914.50ドルまで上昇した。 8日のナイメックス指定倉庫在庫は、プラチナが前日比変わらずの63万0614オ ンス、パラジウムは同変わらずの7万8876オンス。 今日の材料 ・中国財政省は、米国からの輸入品に対する追加関税率を当初発表していた34%から 84%に引き上げると発表した。10日に発動する。 ・トランプ米大統領は、貿易相手国に対する相互関税について、国・地域ごとに設定し た上乗せ部分を90日間停止すると発表した。一律10%の基本関税は維持する。同時 に、中国に対する追加関税を125%に引き上げ即時発効すると発表した。 ・米セントルイス地区連銀のムサレム総裁は、米政府が打ち出している関税措置に起因 する物価上昇に企業や家計が対応を迫られる中、米国の経済成長率がトレンドを大きく 下回るほか、失業率が向こう1年で上昇する可能性が高いとの見方を示した。 ・2月の米卸売在庫は0.3%増と、前月発表された速報値と変わらずだった。関税導 入を前に企業が輸入品を前倒し購入した。市場予想と一致した。 ・米リッチモンド地区連銀のバーキン総裁は、米経済活動の最大部分を占める個人消費 の落ち込みを最も警戒しているとの認識を示した。 ・米連邦準備理事会(FRB)が公表した3月18─19日の連邦公開市場委員会(F OMC)議事要旨で、米経済は高インフレと成長鈍化が同時に起こるリスクに直面して いるとの見解でほぼ一致していたことが分かった。 MINKABU PRESS
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