プラチナ市況=プラチナが反発、現物相場堅調などで100円超の上げ幅

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,730   +627    14,821  +608  : 3,120.63   +90.49
銀          137.0   +3.2     145.0  +3.0  : 3,122.00   +99.00
プラチナ     4,378   +128     4,307  +105  :   938.23   +12.11
パラジウム   4,400      0     4,400     0  :   927.81   +12.59
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    146.92  +1.86  ユーロ・ドル相場   1.0978  -0.0081
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【市況】
 プラチナ系貴金属(PGM)はプラチナが反発。ニューヨーク高と円安を受けて買
い優勢で始まった。その後は、1ドル=146円台後半の円高やドル建て現物相場の上
げ一服に上値を抑えらたが、先限は正午前に100円超の上昇で推移。午後も金の大幅
高と現物相場の堅調推移から100円超の上げ幅を維持して引けた。
 パラジウムの商いは成立しなかった。
 前営業日比は、プラチナ、プラチナミニが90〜136円高、プラチナスポットが
146円高、パラジウムが変わらず。
 推定出来高は、プラチナが1万0398枚、プラチナミニが860枚、プラチナスポ
ットが3131枚、パラジウムが0枚。
【プラチナ先限は堅調に推移、午後はほぼ4300円が支持線】
 プラチナ先限は堅調に推移した。日中取引の序盤、4329円の高値をつけ8日の高
値431円をわずかに上抜いた。4291円まで上げ幅を縮小したが、4300円割れ
は長く続かず。午前11時以降は、4288円を2度つけたが、ほぼ4300円が支持
線となった。4320円台で2度、上値を抑えられたが、おおむね高もちあいで推移し
た。
 金高に支援されたが、今日は日経平均株価の大幅反発も追い風。日経平均株価はトラ
ンプ米大統領が相互関税を90日間緩和すると発表したことを好感し、米国株が大幅高
となったことに追随。米国・中国貿易戦争の解決に向けての溝は埋まっておらず、予断
は許さないが、ニューヨークプラチナ期近7月限が900ドル割れをかろうじて回避し
て反発に転じた。投機家の買い玉の手じまい売りは回避できたもよう。
 10日のニューヨークプラチナ時間外取引は大幅続伸で推移。今夜は3月の米消費者
物価指数(CPI)の発表がある。

【ロコ・チューリッヒ(ドル建て相場】
 プラチナのドル建て現物相場は上昇。朝方の935.60ドルから、936ドル台ま
で上昇したのち、上げ一服となった。午前11時過ぎから再上昇となり、午後になり、
942ドル台まで上げ幅を拡大した。
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