前週は60ドルを挟んで上値の重い展開になった。トランプ米大統領の発表した相互 関税に対する警戒感が維持された。相互関税の一部停止を受けて買いが膨らむ場面も見 られたが、米中間で報復関税の応酬が続いていることもあり、原油相場は上値の重さを 維持した。石油輸出国機構(OPEC)プラスが減産縮小計画を維持していることもネ ガティブ。60ドル割れで押し目買いも入っているが、本格的な安値修正は見送られ、 上値の重さを維持している。 今週も上値の重い展開が続こう。通商環境のリスク評価に強く左右されるため、特に 米中通商環境の悪化が続いている間は、原油相場の上値の重さは維持されよう。パニッ ク的な急落地合には一服感も見られるが、米中間で通商協議が開始されるといった大き な動きがみられなければ、戻りは売られる見通し。特に14日の石油輸出国機構(OP EC)月報、15日の国際エネルギー機関(IEA)月報で需要見通しの引き下げがみ られると、地合が一段と悪化しやすい。一方、イラン情勢は引き続き緊迫化している。 トランプ大統領は軍事制裁の可能性にも言及しているため、地政学リスク織り込みの可 能性には注意が必要。 予想レンジは55.00〜65.00ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
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