【場況】 プラチナ系貴金属(PGM)は、プラチナが反発。ニューヨーク高を受けて買い優勢 で始まった。その後は、ドル建て現物相場が堅調となったが、円高に上値を抑えられ た。パラジウムの商いは成立しなかった。 午前11時3分現在の前営業日比は、プラチナが変わらず〜42円高、プラチナミニ が39.0円安〜35.0円高、プラチナスポットが129円高、パラジウムが出来 ず。 午前11時3分現在の出来高は、プラチナが3764枚、プラチナミニが407枚、 プラチナスポットが1091枚、パラジウムが0枚。 【NYプラチナはドル安や金堅調が支援】 プラチナはドル安や金堅調が支援要因になった。投資家は米国資産を敬遠して欧州や その他の先進国市場を選好し、米国のトリプル安となった。中国は、米国からの輸入品 への関税を84%から125%に引き上げると発表しており、米中の貿易戦争激化に対 する懸念が残る。 ホワイトハウスは、スマホなどの電子機器について、相互関税の免除を発表したが、 トランプ米大統領は、中国などから輸入するスマートフォンやコンピューターを相互関 税の適用から除外する措置は一時的とする政権の最新のメッセージを強調し、半導体部 門に対する国家安全保障上の貿易調査を実施すると表明した。これらの電子機器は「単 に別の関税カテゴリーに移るだけだ」とした。 プラチナ先限は4310円まで上昇した。ニューヨーク高が支援要因になった。円相 場は1ドル=142円台前半まで円高に振れた。 【ロコ・チューリッヒ(ドル建て現物相場)】 プラチナのドル建て現物相場は、堅調。朝方の947.70ドルから、ドル安を受け て買い優勢となった。 午前11時現在、プラチナは951.13ドル、パラジウムが925.88ドルで推 移。前営業日の大引け時点はプラチナが939.20ドル、パラジウムが914.53 ドル。 MINKABU PRESS
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