金・銀市況=金が反落、現物は史上最高値更新後に上げ一服

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,814     +1    14,877   -53  : 3,230.62   +23.71
銀          141.9   +3.9     146.0  +1.0  : 3,204.00   +75.00
プラチナ     4,335     -4     4,274   +19  :   951.70   +12.50
パラジウム   4,400      0     4,400     0  :   928.49   +13.96
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    142.42   -1.64  ユーロ・ドル相場   1.1412  +0.0149
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【市況】
 金が反落。ニューヨーク高を受けて買い優勢で始まったのち、ドル建て現物相場の軟
調や円高を受けてマイナスサイドに転じたが、押し目は買われた。午後に入ると、ドル
建て現物相場の上げ一服を受けて戻りを売られた。銀は4月限が上昇し、その他の限月
は帳入値で上昇した。
 前営業日比は、金標準、金ミニが56円安〜1円高、ゴールドスポットが15円安、
銀が1.0〜4.0円高。
 推定出来高は、金が4万0319枚、金ミニが1万5866枚、ゴールドスポットが
2488枚、銀が1枚。
【金は米国の半導体の関税の行方を確認】
 金先限は夜間取引で1万5074円まで上昇した。日中取引では1万4834円で押
し目を買われたが、1万4967円で戻りを売られた。ドル建て現物相場は史上最高値
を更新したが、利食い売りが出て上げ一服となった。円相場は1ドル=142円台前半
まで円高に振れた。
 米中の貿易戦争激化に対する懸念が残るが、トランプ米大統領が半導体を別の関税カ
テゴリにすると発表し、関税の行方を確認したい。米大統領は、中国などから輸入する
スマートフォンやコンピューターを相互関税の適用から除外する措置は一時的とする政
権の最新のメッセージを強調し、半導体部門に対する国家安全保障上の貿易調査を実施
すると表明した。
【ロンドン=現物相場禰
 金のドル建て現物相場は、反落。前週末の海外市場では、米中の貿易戦争激化に対す
る懸念を受けて安全資産として買われ、史上最高値を更新した。アジア市場では、朝方
の3218.75ドルから、利食い売りが出て3215ドル台まで下落したのち、下げ
一服となり、史上最高値3245.35ドルを付けた。午後に入ると、ドル安一服を受
けて利食い売りが出た。
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