金・銀市況=金が反発、終盤に現物価格の上げ一服も円の再軟化で堅調

配信元:MINKABU PRESS
著者:MINKABU PRESS
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貴金属の相場表(帳入値と前営業日比)
         2025/04          2026/02    ドル建て現物価格 15:45 現在
金         14,831   + 17    14,950   +73  : 3,227.54   - 3.08
銀          145.0   +3.1     147.0  +1.0   : 3,229.00   +25.00
プラチナ     4,346   + 11     4,314   +40  :   954.73   + 3.03
パラジウム   4,400      0     4,400     0  :   945.33   +16.84
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      15:45 現在 前営業日比        15:45 現在  前営業日比
ドル・円相場    143.33   +0.91  ユーロ・ドル相場   1.1337  -0.0075
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【市況】
 金が軒並み反発。ニューヨーク安と円安を受け、まちまちで始まった。その後は、ド
ル建て現物相場の堅調や円安を受け、地合いを引き締めた。先限は正午前に44円高。
午後になり、ドル建て現物相場に上昇で上げ幅を拡大したが、終盤に現物価格の上昇一
服などで上げ幅を縮小する場面があったが、円の再軟化で堅調に引けた。
 銀の商いは成立しなかった。帳入値は上昇。
 前営業日比は、金標準、金ミニが17〜73円高、ゴールドスポットが45円高、銀
が1,0〜3.1円高。
 推定出来高は、金が2万3199枚、金ミニが1万0149枚、ゴールドスポットが
1502枚、銀が0枚。
【金先限は引けで抵抗線の1万4950円をつける】
 金先限は夜間取引で1万4782円まで下落し、押し目底を模索の動きとなったが、
夜間取引の終盤から戻り歩調となった。日中取引でプラスサイドに浮上した。日中取引
は1万4950円が抵抗線になったが、引けで1万4950円をつけた。ただ出来高は
伸び悩み気味。
 昨日のアジア時間に米金融大手ゴールドマン・サックスが今年の年末の金価格見通し
を3300ドルから3700ドルまで引き上げたと伝わっていたが、昨夜のニューヨー
ク金はドル安にもかかわらず、反落となった。
 昨日の東京時間の午前中にドル建て現物価格は3245.35ドルをつけ、史上最高
値を更新した。長期波動線の200日移動平均線(2697ドル)から約20%の上方
乖離となり、短期的な買い過剰感が台頭した。日柄調整があった場合の支持線は
3200ドルの節目、短期戦の5日移動平均線が通る3187ドル水準か。
【ロンドン=現物相場禰
 金のドル建て現物相場は、堅調。きのうの海外市場は電子機器の相互関税の適用が免
除され、株高に振れたことから利食い売り先行。アジア市場は、朝方の3212.74
ドルから、押し目を買われた。午前10時過ぎから再上昇し、右肩上がりの展開となり
午後2時過ぎに3231.89ドルの高値をつけた。その後、高値を離れ、3221ド
ル台まで押し目を形成したが、3228ドル台まで再浮上。
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