前週は60ドル台前半で底固く推移し、2週間ぶりの高値を更新した。米財務省がイ ラン産原油周りの追加制裁を発表したこともあり、イラン産原油の供給不安が織り込ま れた。石油輸出国機構(OPEC)と国際エネルギー機関(IEA)は世界石油需要見 通しを引き下げており、需給緩和リスクは一段と高まっているが、地政学リスクの織り 込みに下値をサポートされた。為替がドル安気味に推移したこともポジティブ。 今週は上値の重さを再確認しよう。引き続きイラン産原油を取り巻く環境に注意が必 要だが、需給緩和見通しの大幅な修正は難しい。地政学リスクを織り込むような動きは 一時的なものに留まりやすく、戻り売り優勢の地合は崩れないだろう。通商環境のヘッ ドラインにも揺れ動く展開が想定されるが、トランプ米大統領が活発な動きを見せてい る間は、世界の石油需要見通しに下振れ圧力が強まりやすい状況が続く。 予想レンジは60〜66ドル。 (マーケットエッジ・小菅 努)
みんなの株式をはじめ、株探、みんかぶFX、みんなの仮想通貨など金融系メディアの 記事の執筆を行う編集部です。 投資に役立つニュースやコラム、投資初心者向けコン テンツなど幅広く提供しています。