アジア株 米国離れ加速で中国やインドに恩恵か 上海株続伸、インド株は1月以来高値 東京時間14:00現在 香港ハンセン指数 21382.43(-12.71 -0.06%) 中国上海総合指数 3301.59(+10.16 +0.31%) 台湾加権指数 18885.29(-220.91 -1.16%) 韓国総合株価指数 2485.15(-3.27 -0.13%) 豪ASX200指数 7813.60(-5.53 -0.07%) インドSENSEX30種 79679.25(+270.75 +0.34%) アジア株は高安まちまち。 世界で米国離れが加速しており、米株式市場から流出した資金が他の国に移るとの見方が広がっている。特に相次ぐ景気支援策と株価安定策を打ち出している中国株と、対米輸出依存度が低く米関税による打撃が比較的軽いインド株が人気のようだ。 インド株は続伸、今年1月以来の高値をつけている。モディ首相は米国との貿易交渉で「大きな進展」があったと述べており、早期の協定締結が期待されている。銀行やハイテク、自動車関連が軒並み上昇している。 台湾株は1.16%安、半導体関連の下げが目立つ。TSMCは1.9%安、米アリゾナ子会社が昨年4億4000万ドルの損失を計上、米国製造業への投資開始以降で最大の年間損失となったことが嫌気されている。 上海株は小幅続伸、今月3日以来の高値をつけている。香港株は下落も下値は限定的。豪州株は前営業日比ほぼ変わらず、NY金最高値を受け金鉱株が総じて上昇している。 中国政府は米国が関税を利用して他国に中国との経済貿易交流を制限するよう強制していると指摘、関税免除のために米国と貿易協定を結ぶ国には報復措置を取ると警告。トランプは貿易相手国に対し関税を利用して圧力をかけ中国の孤立化を狙っており、米中貿易を巡り他の国が巻き込まれている。 中国は米国依存低減を狙い東南アジア諸国連合(ASEAN)全体との関係強化を目指している中、米国はカンボジア、マレーシア、タイ、ベトナムの東南アジア4カ国からの太陽光発電に関税を設定した。
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